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元セクシー女優が「AV新法による“業界の悲痛な叫び”」を暴露。事務所やメーカーにもしわ寄せが

日刊SPA! / 2024年5月4日 15時54分

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元セクシー女優で現在はフリーライターの「たかなし亜妖」

 元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半が経過したところで引退を決意し、現在は同人作品やセクシービデオの脚本など、あらゆる方面で活躍中。
◆「AV新法」が業界にもたらした影響は

「AV新法」が施行されてからまもなく2年。どうやら2024年6月頃に内容の見直しが入り、さらにルールが変更されるらしい。女性の被害を根絶し、業界のクリーン化を図るために世の中が動き出すなんて、一昔前の概念では考えられなかったことだろう。

 筆者は以前から新法に関する話題を避けていたが、見ているとツッコミを入れたくなる点がわんさかあるので、今回は敢えて記事にしようと思う。考え方は人それぞれなので、あくまで以下の文章は「いち個人としての意見」として捉えてくれると嬉しく思う。

 まず最初に、新法の内容についてよくわかっていない人も多いと思うので、簡単に解説しよう。正式名称は「AV出演被害防止・救済法」であり、女性を守るために作られた新しいルールだ。新法制定後は出演に関する契約を徹底的に行い、女優の希望でビデオの販売停止が可能になった。

 なぜこのような法が作られたのかというと……、時は遡り2016年頃。ビデオ出演強要被害に遭った女性たちが声を挙げ、世間を大きく騒がせた。

「事務所やメーカーがグルになって囲い込まれ、断れなかった」
「グラビアと聞いて現場に入ったら、ビデオ撮影だった。到底断れる雰囲気ではなかった」
「事務所との契約解除を申し出ると、法外な金額の違約金を請求されて……」

 ぶっちゃけ、涙ながらに訴えた女性の中には事実を“盛った”人もいるそうだが、もちろん被害者がゼロなわけではない。このような人たちが今後一切出ないようにするため、新法が作られることになった。

◆新法によって出演者の立場が最優先に

 女性を守るために制定されたルールのため、内容としては完全なる“演者ファースト”である。事務所やメーカーよりも出演者の立場が圧倒的に上となる内容のため、セクシー女優の自由度がかなり上がったと言えるだろう。

 先ほどの項目でビデオの販売停止可能について書いたが、これは流通前の作品も対象である。

 新法により、撮影から販売まで4カ月以上の時間を空けることがマストに。つまり、デビュー作を撮ってギャラを受け取った後であっても、女優側が「あ、やっぱビデオ販売されたら困るかも……」となれば、販売中止することが可能になったということだ。

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