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関本賢太郎氏 阪神、ドローを今後に生かすため「先制逃げ切り」王道の試合運びを

スポニチアネックス / 2024年4月24日 5時18分

関本賢太郎氏

 ◇セ・リーグ 阪神1―1DeNA(2024年4月23日 横浜)

 【関本賢太郎 視点】阪神の“守り強さ”が、敵地でもしっかり発揮できた。9回から4イニング連続で得点圏にサヨナラの走者を背負いながら、ゲラ、桐敷、島本、そして岩崎が後続を断った。ピンチでそれぞれが勝負球を決めてみせた。よくしのいだし、中継ぎ陣の安定感を確認した。

 試合終了の直後に白い歯をのぞかせた岡田監督の表情からも引き分けの価値が見て取れた。連覇がかかったペナントレースは勝率勝負。勝つことはもちろん大事だが、負けないことも同じように大事になる。佐野や宮崎を途中からベンチに下げて、DeNAは9回での決着を狙った。一方の阪神は選手起用からも最悪引き分けでOK、という形で戦った。昨年の経験から、選手もペナントレースの戦い方を理解している。そう感じさせる試合運びだった。

 選手を無理せずに使って、余力を残すことが、シーズン終盤の消耗度にも影響してくるはずだ。もちろん、勝てなかったことで反省材料はある。クリーンアップに一本出ていたら、村上に白星をつけることもできた。チャンスを生かせなかったことが、ピンチにもつながった。

 この引き分けを今後に向けてプラスとするためにも、先制逃げ切りという王道の試合運びに、阪神は徹してほしい。スタートの3回で主導権を握る形を続けることが、勝利への最短ルートなのだ。(スポニチ本紙評論家)

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