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阪神・ゲラ 9回サヨナラ危機しのいだ!岡田監督「ブルペン陣の頑張り」木浪の好守も称える

スポニチアネックス / 2024年4月24日 5時18分

<D・神>9回、ピンチを抑え、吠えるゲラ(撮影・椎名 航)

 ◇セ・リーグ 阪神1―1DeNA(2024年4月23日 横浜)

 岡田阪神は9回から延長12回まで4イニング連続でサヨナラのピンチを背負いながら、得点を許さなかった。今季3度目の引き分けは、過去2回(12日の中日戦は2―2、16日の巨人戦は1―1)と同様にロースコアで粘り抜いた。

 「どっちかって言うたらあれやな、守って守っての引き分けの方が多いからな。打ち合いじゃなしに、な。まあそれは、ブルペン陣の頑張りやからな」

 最も苦しかったのは9回だ。不運な当たりが続き、ゲラが1死二、三塁のピンチを背負った。代打・伊藤を宝刀カットボールで空振り三振に打ち取り、2死で山本を迎えた。

 初回に適時打を浴び、7回には申告敬遠で勝負を避けた嫌な打者。2日の対戦でも村上は痛打を浴びていた。チームにとって天敵に近い存在になっていた打者に、助っ人右腕はカットボールを多投。最後もその武器で遊ゴロに打ち取り、「最後は自分の投球を信じて投げ込んだ」と胸を張った。

 ここで木浪の好守も見逃せない。素早いチャージで難しいバウンドをさばき「準備はできていたし、引いて内野安打ではなく、攻めてアウトにできた」と安どの表情。岡田監督は「ああいう変な当たりが一番嫌なんや。あれはナイスプレーやと思うよ」と称えた。

 先発は8試合連続クオリティスタート(6回以上、自責点3以下)を達成。昨季同様、投手力は強固だ。「前のヒット出えへん時のような状態やんか」と苦笑いしながらも、「守り」という強みを発揮し「ええわ、引き分けで。負けへんのが一番ええ」と言いながら、帰りのバスへ歩を進めた。(倉世古 洋平)

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