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フリューゲルス消滅から25年 最後の試合で主将が考えていたこと 山口素弘氏「ここで追いつかれたら…」

スポニチアネックス / 2024年4月26日 14時12分

山口素弘氏(2014年撮影)

 サッカー元日本代表で、現在は名古屋GMを務める山口素弘氏(55)が26日までに更新されたYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」にゲスト出演。1999年1月1日の天皇杯決勝を最後に消滅した「横浜フリューゲルス」にまつわるエピソードを明かした。

 今回の動画テーマが「横浜フリューゲルス同窓会」。横浜フリューゲルスとは、Jリーグが発足した1992年から参加した「オリジナル10」の1チームで、1998年のシーズン中にスポンサーの撤退などで横浜マリノスに吸収合併されることが決定。クラブがなくなる初めてのケースとなった。

 チャンネルのホスト役を務める前園真聖は92~96年、もう一人のゲスト渡邊一平氏は92~95年在籍で、「最後の瞬間」を知るのは山口氏しかいない。同氏は現役時代の思い出に残る試合に「やっぱり、(フリューゲルス)最後の天皇杯かな」と迷わず挙げた。

 「(天皇杯で)勝って結果を出したら、(チーム存続の)望みが出てくるんじゃないかという思いは?」と問う前園に、「それはあった、かすかな(望みは)ね」と山口氏。優勝したら新たなスポンサーが手を挙げる可能性もチーム内でささやかれていたそうで、揺れる思いの中で天皇杯の決勝まで勝ち上がった。

 日本中が注目する中で迎えた清水エスパルスとのファイナル。2―1とリードした後半、主将の山口氏はピッチの上で複雑な思いを抱いていたという。「(試合を)やりながら、ここで追いつかれたら、もうちょっと(横浜Fとして)できるなって」。その一方で、優勝して存続へ「一縷の望み」をつなぎたい思いも抱えながら、タイムアップのホイッスルを聞いた。

 山口氏、イレブン、サポーターの思いもむなしく、この試合が「横浜フリューゲルス」としてラストマッチに。前園が「最後、優勝するの、すごい」と称えると、山口氏は「まあ、そういうチームだった」と当時を思い返し、感慨に浸った。

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