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アメフト関大 Vへの「使者」WR溝口が2年ぶり復帰「化け物と思われたい」

スポニチアネックス / 2024年4月27日 19時55分

<関大ー明大>今季から関大に復帰したDB溝口

 ◇大学アメフト交流戦 関大37ー14明大(2024年4月27日 関大グラウンド)

 力強さを増して、溝口駿斗(4年)が関大に帰ってきた。27日の明大戦。本職のWRとは違うDBとして、相手オフェンスに対峙した。「やっぱ、楽しいっすね」。躍動する背番号「1」が頼もしく見えた。

 2年前のリーグ戦。抜群の身体能力を生かしたパスキャッチで、溝口は2位に躍進したチームのエースレシーバーとして活躍した。さらにプレーヤーとして進化するため、休学して米国での武者修行を決意。昨年7月、カリフォルニア州のマウントサック短大へ留学した。現地ではルームメイト8人との共同生活。さまざまな地域から来た選手の中でもまれ、心も体も確実に一回り大きくなった。

 帰国を決めたのは、出場2試合目中のアクシデント。大ケガをして、関大への復帰に心が傾いた。昨年の「関関戦」で、チームメイトが劇的な勝利を収めた試合は現地でネット観戦。「相棒」QB須田啓太のプレーに、「鳥肌が立った」と振り返る。

 負傷が完治すれば、もちろんWRとしてフィールドに立つ。最終学年に懸ける意気込みがまた溝口らしい。

 「とにかく化け物と思われたい。あいつがプレーしているから、スタンドへ行こうというような選手になって、魅せたいですね」

 15年ぶりの学生日本一へ。これ以上ない重要な「1ピース」がチームに加わった。

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