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「東京六大学史上初男」慶大1年・渡辺憩が「キャノン」披露 1イニング2補殺 ここまで打率10割2打点

スポニチアネックス / 2024年5月6日 13時39分

<立大・慶大>初回、この回2度目の二盗阻止し、笑顔でベンチへ戻る慶大・渡辺憩(撮影・木村 揚輔)

 ◇東京六大学野球春季リーグ戦 第4週第3日 慶大―立大(2024年5月6日 神宮)

 慶大は1勝1分で立大との3戦目を迎えた。勝利すれば3カードを終えて勝ち点3となる。前日には代打で引き分けに持ち込む殊勲打を放った慶応(神奈川)出身の1年生・渡辺憩は「7番・捕手」で初のスタメン出場した。

 ここまで代打で2試合に出場し、2打数2安打、1本塁打、2打点と神がかり的な活躍を見せてきた。初のマスクをかぶり、いきなり守備で魅せた。

 初回1死一、三塁から一塁走者が盗塁を仕掛けると、渡辺の鋭い送球で二塁タッチアウト。さらに1点を先取され、なお2死一塁から一塁走者が盗塁をすると、またしても二塁タッチアウト。甲子園優勝捕手が「キャノン」で立大の押せ押せムードを消した。

 また打撃でも絶好調。3回には遊撃内野安打で打率10割をキープした。

 昨夏は慶応(神奈川)の正捕手でチーム107年ぶりの甲子園優勝に貢献。4月29日の法大戦では代打でデビューし、リーグ史上初の「初打席代打サヨナラ本塁打」を記録していた。

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