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ネリ、試合後の会見は行わず 尚弥から3度ダウン喫し…大事を取って病院へ

スポニチアネックス / 2024年5月6日 22時13分

<4団体統一世界スーパーバンタム級TM 井上尚弥・ルイス・ネリ>6R、ネリを倒した井上尚弥(撮影・長久保 豊)

 ◇プロボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 王者・井上尚弥<12回戦>WBC1位ルイス・ネリ(2024年5月6日 東京ドーム)

 34年ぶりの東京ドームボクシング興行で、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31=大橋)が挑戦者ルイス・ネリ(29=メキシコ)を6回1分22秒TKOで下し、4本のベルトを守った。東京ドームで日本人初のメインイベンターとして、日本人にとっての最大のヒールである“悪童”を倒し、元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏の敵討ちに成功。初の世界王座奪取から節目の10年、4万人超の観客の前でボクシング史に名を残す歴史的1勝を挙げた。

 ネリは初回から東京ドームに衝撃を与えた。選手コールの時点で東京ドームはネリへ大ブーイング。しかしネリはその大ブーイングを跳ね返し、1回に左フックで尚弥からいきなりダウンを奪った。その瞬間に会場は一瞬静まり、騒然となった。しかしその後2回、5回にダウンを喫すると、6回には尚弥の右フックに沈んで立ち上がることは出来なかった。

 試合後に立ち上がったネリは尚弥に駆け寄って相手を称えて、尚弥の勝利者インタビューも冷静にコメントを聞いて紳士な対応を見せてリングを降りた。

 ただ、試合後の会見には姿を見せず。関係者によると、大事を取って病院に行くという。

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