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これぞ「島内の12球」 広島リリーフ右腕が8回1死満塁を力勝負で抑える 佐藤輝を154キロで三振斬り

スポニチアネックス / 2024年5月7日 21時25分

<神・広>スライリー(右)とポーズを決める島内(撮影・須田 麻祐子)

 ◇セ・リーグ 広島2―0阪神(2024年5月7日 甲子園)

 2番手で登板した広島・島内がスーパーリリーフでチームを勝利に導いた。

 2―0の8回1死満塁で、好投の先発・床田に代わってマウンドへ。まさに絶体絶命のピンチだったが「先発の床田さんがいい投球をしていた。この試合は勝たないといけないと思っていた。まずはゼロ、と思って投げた」と気合満点。

 打席の5番・佐藤輝に対しては6球全て直球勝負。カウント3―1となったが、最後は154キロで見逃し三振に仕留めた。

 これで2アウト。続く森下は内角の154キロで詰まらせて二ゴロに抑え、ピンチを脱した。

 「逆転だけはダメだと思って、丁寧に投げることを意識した。(ピンチを切り抜け)一番はホッとした」

 ベンチに戻ると床田からひたすら「ごめん」と言われたというが、「そんなことないですよ」と返したという島内。12球のうち10球が直球という力勝負で、甲子園に集まった広島ファンを歓喜させた。

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