J2群馬 大槻監督との契約解除 武藤ヘッドコーチが新指揮官に

　J2群馬は8日、大槻毅監督（51）との契約を双方合意のもと解除し、新指揮官にはヘッドコーチを務めていた武藤覚氏（48）が昇格すると発表した。

　浦和を率いた19年のACLで準優勝に輝いた実績を持つ大槻監督は、髪をオールバックにした“こわもてスタイル”が代名詞で「組長」の愛称を持つ。群馬は22年から率い、1年目は20位、2年目は11位。3年目の今季に飛躍を目指したが、6日の清水戦に敗れ泥沼の5連敗を喫していた。

　大槻氏はクラブを通じ「2年4カ月、大変お世話になりました。勝ち点を積み上げられない現状に対して責任を感じています。チームからは離れますが、ザスパ群馬の成長、成功を心から願っています」などとコメント。一方、テクニカルスタッフとして日本代表をサポートした経験を持つ武藤新監督は「大槻監督をサポートする立場として責任を感じています。現状を変えるために、選手、スタッフとともに、チーム一丸となって全力で戦い抜く姿勢をお見せできるように頑張ります」と巻き返しへ意気込みを語った。