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横浜・喜田、渡辺泰の脳しんとう交代でCBカバー「後ろからできることを全てやった」

スポニチアネックス / 2024年5月19日 22時18分

横浜・喜田

 ◇明治安田J1リーグ第15節 横浜1―1FC東京(2024年5月19日 東京・味の素スタジアム)

 横浜F・マリノスはFC東京と1―1のドローに終わった。6戦勝利なしとなったが、DF渡辺泰基(25)が脳しんとうで途中交代するアクシデントの中、MF喜田拓也主将(29)が中心となってカバー。今後は25日(日本時間26日)にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦でアウェーのアルアイン(UAE)戦に臨む。

 1点リードで迎えた前半37分、渡辺泰が脳しんとうによりピッチを退くと、喜田はセンターバック(CB)の位置に入った。

 「チームを救いたい思いでいつもやっている。自分が務めるしかないと思った」

 後半10分に失点したが、懸命な守りでドローとした。「ここ数試合はそこから崩れる試合が多かったので、ある意味、“1失点がなんだ”という気持ちで、ここで崩さないことが役目だと思った。後ろからできることを全てやった。勝ち切りたかったけど、次につながる部分もたくさんあった」。取材エリアでは悔しさを語りつつ、手応えも示した。

 これから戦いの場をACLへ移す。ホームでの第1戦は2―1で勝利しており、第2戦で引き分け以上なら優勝。悲願のアジア制覇は、もう目の前だ。喜田は「強い気持ち、覚悟を持って乗り込む」と静かに闘志を燃やしていた。

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