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3.11東日本大震災を的中させた漫画家も警告!2025年7月「沖縄トラフ大地震」Xデー

日刊大衆 / 2024年5月1日 7時0分

写真はイメージです

 予言など“眉唾”と一笑に付すなかれ。たびたび起こる地震は何かの暗示か。専門家に話を聞くと不気味な深層が。

台湾地震は前兆だったのか!?

 能登に続き、お隣の台湾が大地震に襲われた。

「4月3日、台湾東部の花蓮県沖およそ25キロを震源とするマグニチュード7・7の地震が発生し、最大震度6強を観測。被害も甚大で、7日時点の台湾当局の発表では死者13人、負傷者1133人、行方不明者は6人に上るとのことです」(全国紙外信部記者)

 今回の地震は、台湾では過去25年間で最大級だ。

 この地震は、どのようにして起きたのか? 災害リスクマネジメントに精通する立命館大学環太平洋文明研究センター特任教授の高橋学氏は、次のように話す。

「地震のメカニズムで言うと逆断層型です。台湾の近くには、西側(中国大陸側)のユーラシアプレートと、東側(太平洋側)のフィリピン海プレートの境界があります。そこに圧力がかかったことで、地表に近いところで、ずれが生じました」

 プレートとは岩盤のことで、プレート同士がぶつかり合って海底にできた溝が「トラフ」だ。

能登半島地震も逆断層型

 高橋氏は、「今年元日に起きた能登半島地震も、逆断層型だった」と言い、両方の地震が起きた遠因を、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震であると指摘する。

「3・11の地震が発生した際に、日本列島の東側にある太平洋プレートが西へ動きました。その圧力で、北米プレートやフィリピン海プレートが押されて、ユーラシアプレートとの境界付近で地震を発生させているんです。発生場所こそ異なりますが、原因とメカニズムは同じです」(前同)

日本列島の周辺はリスクをはらむ

 そして、現在の日本列島の周辺は地震が起きやすい状態だと指摘する。

「現在も、東北地方太平洋沖地震の余震は続いていますし、前述のように、その地震で生じたひずみが各地で地震を引き起こしているので、列島の北から南まで、巨大地震のリスクをはらんでいると言えます。

 北海道から青森、岩手、茨城から千葉の地震も、その一部なんです」(同)

SNSを中心に話題の本

 そんな中、SNSを中心に、一冊の本が話題になっている。1999年に刊行された漫画『私が見た未来』(飛鳥新社)だ。

「作者のたつき諒さんは自身が予知夢を見ていることに気づき、80年代から、その内容をメモした夢日記をつけるようになったそうです。

 その夢日記を作品にしたのが『私が〜』で、単行本の表紙に“大災害は3月11日”と書かれていたものが、東日本大震災を予言したと評判になりました」(出版関係者)

 その後、人気の再燃を受けて、21年に完全版が発売された。その中で、新たに披露された予言が、今回、注目を集めているのだ。

「それは“本当の大災難は2025年7月にやって来る”という予言。予知夢によると、日本とフィリピンの中間あたりの海底が破裂(噴火)し、太平洋周辺の国に巨大津波が襲いかかる。

 そして、日本列島の太平洋側の3分の1ほどが巨大津波に飲み込まれるそうです。その大災害の前兆が、先日の台湾地震なのではと、騒がれているんです」(前同)

科学的な事実

 よくあるオカルト話だと、一笑に付すのはたやすい。しかし、日本列島の南側で“沖縄トラフ地震”のリスクが高まっているのは、科学的な事実だという。

「政府の地震調査委員会の発表では、与那国島周辺で、今後30年以内にマグニチュード7級の地震が起きる確率は90%以上。沖縄本島に近い南西諸島北西沖でも同規模の地震が60%程度の確率で発生するとしています」(全国紙社会部記者)

 地震学が専門の琉球大学理学部教授の中村衛氏は、

「今回の台湾の地震が、日本の断層面に直接影響を及ぼすことはないでしょう」

 と評すが、沖縄を襲う巨大地震の可能性については、

「十分に考えられます。沖縄は、ここ100年間、大きな地震が少なかったことから、巨大地震が起きにくい地域と見なされてきましたが、それは間違いです」

死者1万人超の甚大被害も

 東日本大震災で尊い犠牲を払い、巨大地震がもたらす津波の猛威と恐怖について、我々は学んだ。

「本島でマグニチュード8クラスの地震が起きると、最悪の場合、津波などによる死者が約1万人に上るという県の試算があります。“明和の大津波”(1771年)では、約1万2000人が亡くなったといわれています。同クラスの災害が起きても、なんら不思議ではないんです。

 沖縄県の古い建物は耐震化が進んでおらず、ブロック塀も補強されている所が少なく、危険も多いので、今から巨大地震に備えておく必要があります」(前同)

 前出の高橋氏も、こう指摘する。

過去のデータでは「起きる時期」

「過去のデータで、日本は巨大地震が起きる時期と起きない時期が交互に来ることが分かっています。今は起きる時期です。

 また、今回の台湾のような逆断層型は、東北地方太平洋沖地震の前後にも、よく発生していました。能登や台湾は、より大きな地震の前兆と言えます。警戒をしておくべきでしょう」

 “2025年7月”の予言が外れることを願うばかりだが、ふだんからの備えが大切。非常時の持ち出し品や、避難場所など再度確認を。

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