井上尚弥、ネリ相手に「判定決着」と見る識者の警告「文字通り最大の挑戦。番狂わせの可能性」
THE ANSWER / 2024年5月4日 19時33分
■Amazon プライム・ビデオで独占生配信
6日に東京ドームで開催されるボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一戦12回戦に向け、王者・井上尚弥(大橋)と挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)が4日に会見を行った。大一番まで2日。世界で最も権威ある米専門誌「ザ・リング」では同誌の記者6人と業界の識者14人が登場し、20人全員が井上勝利を予想した。うち2人のみ、判定決着を予想。数少ないが「ネリはイノウエにとって文字通り最大の挑戦」と警告する声もある。
リング誌は「ナオヤ・イノウエ―ルイス・ネリ戦の勝敗予想」との見出しで記事を掲載。ダグラス・フィッシャー編集長を筆頭に、予想した20人全員が井上勝利を支持した。実に18人が井上のKOまたはTKO勝利を予想。判定までもつれ込むと予想したのは2人だけだった。
数少ない2人のうちの1人が、同誌記者のマーティ・マルカヘイ氏。全会一致の井上判定勝ちを予想している。「ナオヤ・イノウエは地球上で最も完璧なボクサーであり、桁外れのフィニッシュ・スキルを持ち合わせた最も危険なファイターだ」と絶賛しつつ、「ネリはイノウエにとって文字通り最大の挑戦であり、イノウエも序盤から警戒しないと番狂わせが起きる可能性がある」と警告も送っている。
ただ同記者は判定にもつれ込みはするものの、井上が圧勝すると予想している。「イノウエにとってボクシングIQは問題ではないため、序盤からジャブを打って時間を稼ぎ、フラストレーションを溜めていく敵の穴と弱点を探しながら、ネリをかわしていくだろう」と、井上の頭脳的な戦いを頭に描いている様子。ダウンは複数回奪うと考えているようだ。
もう一人は、元世界3階級制覇王者のデューク・マッケンジー氏。TVアナリストを務める同氏は、井上の2-0判定勝ちを予想している。「パンチャー2人の対決ゆえ、ノックアウトが保証されているはずだが、私はこれがポイントになると考える」と分析した。
マッケンジー氏は井上を「ノックアウトのエキスパート」と表現。2階級で4団体統一の偉業を果たしており「ベッティング・オッズでは圧倒的に優勢だ。単なるヘッドハンターではなく、どちらでも強いパンチを打てる獰猛なボディパンチャーだ」と指摘。ただ「ネリには大番狂わせをやってのけるチャンスがないわけではない」とも見ている。
試合の展望については「イノウエが戦いたい時に打ち、イノウエが打ちたいときに戦わなければならない」と井上の戦いぶり次第だと分析。「問題は、ネリはファイナルベルを見ることができるか? ということ」としているが、12回終了のゴングを聞くことはできると予想している。(THE ANSWER編集部)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
井上尚弥の初ダウンを揶揄する“アンチ”に反論 PFP1位支持の英記者「倒れたからと言って…」
THE ANSWER / 2024年5月11日 6時13分
-
ネリ崩落の「稲妻ダブルフック」「劇的な方法でダウン」 メキシコ報道でも井上尚弥に称賛目立つ
THE ANSWER / 2024年5月7日 18時3分
-
完敗ネリの地元メキシコメディアは井上尚弥に絶望「勝利を予感させたが…」「怪物が世界最強と証明」
THE ANSWER / 2024年5月7日 4時33分
-
世界の絶賛が吹き荒れた井上尚弥のネリ逆転TKO 世界最権威リング誌「記念碑的な番狂わせ起こらず」
THE ANSWER / 2024年5月6日 23時22分
-
ネリは「殴られるためだけに東京Dにいる」 井上相手に勝ち目なしと同郷の世界王者すら一刀両断
THE ANSWER / 2024年5月4日 6時13分
ランキング
-
1大相撲の元小結大潮死去 史上1位の1891回出場
共同通信 / 2024年6月1日 22時4分
-
2ボクシング、パリ五輪最終予選で木下鈴花が敗退 日本女子は一人も出場権獲得ならず
スポーツ報知 / 2024年6月2日 0時13分
-
3ドジャース大谷翔平、日本人メジャー3人目の通算100盗塁…史上2位も目前
スポーツ報知 / 2024年6月2日 13時46分
-
4CL決勝でファン乱入、“前代未聞”賞金6000万円目当てに海外衝撃 ロシア人インフルエンサーが「提示」
FOOTBALL ZONE / 2024年6月2日 7時23分
-
5“主役じゃない”イチロー氏の際立つ異常さ 4度登場の驚愕リストが「現実離れだ」
Full-Count / 2024年5月30日 15時36分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください