乙武洋匡氏が怒りの追加公約 公職選挙法の改正「必ず実現します」
東スポWEB / 2024年4月23日 6時8分
カオス状態は収まるのか――。衆院東京15区補選(28日投開票)に無所属で立候補した作家の乙武洋匡氏(48)が22日に自身のXを更新。〝怒り〟の追加公約として「選挙の自由妨害罪」に関する「公職選挙法の改正」を掲げた。
同補選では立候補しているつばさの党の根本良輔氏の陣営が、他の候補者の街頭演説会に押しかけ、大音量で質問を浴びせる行為に出ている。各陣営は「選挙にならない」と悲鳴を上げている。
警察も出動する騒ぎとなっている中、乙武氏は「今の公職選挙法では、これを直ちに取り締まれないのが現実です。妨害行為をしているのが『候補者』である場合、公職選挙法のもと逆に保護されてしまっているのが現状です。通常であれば、現行犯で逮捕されてもおかしくない行為が、野放しで行われております」と窮状を訴え、「当選した暁には、速やかに『公職選挙法の改正』を提案し必ず実現します」と決意を語った。
呼応するかのように乙武氏を推薦している国民民主党の田中健衆院議員がこの日、衆院予算委員会でこの問題を取り上げ、岸田文雄首相は「何らかの対策が必要ではないか。選挙制度の根幹に関わる事柄として各党、各会派で議論するべき課題であると認識します」と応じた。
それでも乙武氏の声明に根本氏はXに「お前が逃げることがすべての元凶」とポストし、門前仲町駅前で予定していた乙武氏の街頭演説会に押しかけた。双方が言い合いの混乱となり、乙武氏の演説は中止となった。
この状況に乙武氏陣営で「都民ファーストの会」の森村隆行代表は根本氏からの質問に応じた。荒々しく言葉を浴びせる根本氏に森村氏は冷静に理路整然と回答。1時間ほどのやりとりで根本氏は「回答は納得していないが、答えてくれたことには感謝したい。重鎮の声が聴けて良かった。これがやりたい」と集まっていた支援者に呼びかけた。
森村氏も「候補者は身の安全と自分の主張をしっかり有権者にお届けする権利を確保したうえで選挙をやらないとみんなが選挙を嫌になってしまう」と訴えた。
他陣営との質疑応答が成立し、根本氏陣営の熱気も収まったかに見えたが、直後に参政党の街宣車を発見するや再び突撃していった…。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
乙武洋匡氏「有権者の『演説を聞く権利』を明らかに侵害」つばさの党家宅捜索受けてXに投稿
日刊スポーツ / 2024年5月13日 17時14分
-
「それなりに重い罪になるかと」乙武氏支援の都民ファ幹事長、つばさの党関係先家宅捜索にX言及
日刊スポーツ / 2024年5月13日 13時14分
-
乙武洋匡氏の陣営はスタッフ6人負傷…家宅捜索のつばさの党、衆院東京15区補選での妨害行為で
日刊スポーツ / 2024年5月13日 12時38分
-
東京15区で注目を浴びた選挙「妨害」 果たして、公職選挙法改正で取り締まるべきなのか
NEWSポストセブン / 2024年5月6日 16時15分
-
乙武洋匡氏 つばさの党の〝選挙妨害〟で存在感UP「潮目変わるかも」と陣営手応え
東スポWEB / 2024年4月24日 6時16分
ランキング
-
1いったい誰が?万博「ミャクミャク」モニュメント、今度は落書き被害
毎日新聞 / 2024年5月18日 17時3分
-
2つばさの党の妨害15回以上 選挙カー追い回し 運転役ら立件も検討
毎日新聞 / 2024年5月18日 18時30分
-
3大阪・枚方市のマンションで19歳の女子大学生が刺され死亡、26歳無職男を殺人容疑で緊急逮捕
読売新聞 / 2024年5月18日 23時13分
-
4「殺害も頼まれた」 那須2遺体 「指示役」を殺人容疑で再逮捕へ
毎日新聞 / 2024年5月18日 23時0分
-
5能登観光復興へ「輪広げる」 石川・七尾の道の駅が再開
共同通信 / 2024年5月18日 21時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください