【西武】先制すれば8勝4敗 打線の状態上がるまで「先行逃げ切り」で勝つしかない!
東スポWEB / 2024年4月26日 6時12分
西武が「先制逃げ切り」の理想的な試合運びで25日のオリックス戦(京セラドーム)に3―1と勝利。連敗を4で止めた。
初回に3番・中村剛也内野手(40)の適時二塁打で4試合ぶりの先制点を奪取。ここまでチームは先制した試合では7勝4敗の好データもあり、3回は4番に復帰したアギラーの2点適時打などで計3点の援護を得た先発ボー・タカハシ投手(27)が奮闘した。
初回一死一、三塁のピンチを三ゴロ併殺で切り抜けると、キレのある直球とカーブのコンビネーションをベースに2回から5回まではいずれも三者凡退とオリックス打線に隙を与えず。
勝利を意識した6回は、2四死球と1安打で一死満塁のピンチを招き、内野ゴロの間に1点を失ったものの、6回途中3安打1失点の好投で試合をつくった。その後は水上―増田―佐藤隼―アブレイユの無失点リレーで逃げ切り、連敗脱出の道筋をつけた。
来日3年目で初勝利を挙げたボーは自身が1点を失い降板後、なお二死二、三塁の場面を1球リリーフでしのいだ2番手・水上に対し「水上投手を信じていた。すごくいい投球をしてくれて本当にうれしい」と感謝した。その上で「初回も併殺で乗っていけた。バックがいい守備で盛り立ててくれた」と、自らの好投を引き出してくれた野手陣への敬意を惜しまなかった。
貧打に起因する連敗が続いたここまでの22試合では、相手に先制点を献上した試合は10戦全敗。一方、自軍が先制点を挙げた試合はこれで8勝4敗と明暗がくっきりと分かれてしまっている。
そんな打線は、この2年で森、山川、マキノンという中軸を立て続けに失い、新たな軸を新外国人・アギラーに求め、現在、苦しみながらもNPBに適応中という状況。打線の状態が上がってくるまでは投手力を主体とした「先制逃げ切り」の〝ストロングスタイル〟で勝ちを拾っていくしかないようだ。
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