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衆院補選3敗の岸田首相に囁かれる〝花道〟 クビを賭けて政治資金規正法改正の見方も

東スポWEB / 2024年4月30日 6時10分

岸田首相

衆院補選で3敗となった岸田文雄首相の次の一手に注目が集まっている。東京15区と長崎3区は独自候補を擁立せず不戦敗。自民党が強い島根1区に集中した岸田自民党だったが、もろくも敗れ去った。党内では岸田おろしの兆しはないというが、すでに岸田氏の〝花道〟がささやかれている。

唯一、自民党が候補者を擁立した島根1区だが、立憲民主党の亀井亜紀子氏が当選。保守王国で敗北を喫したとあって、自民党全体に衝撃が走った。岸田氏には6月解散説も取り沙汰されていたが、そんな空気は吹っ飛んでしまった。

ボロボロの党内をよそに岸田氏はゴールデンウイーク中に外遊を予定している。仏や南米を訪問し、首脳会談を行う。外遊から帰国後は6月23日の国会会期末まで政治資金規正法改正を巡って与野党でバトルとなる見込みだ。

同法改正は自民党の政治資金パーティーを巡る裏金問題を受けてのもの。26日に開催された衆院政治改革特別委員会で自民党が連座制の導入や収支報告書のオンライン化を主張した一方で、立憲民主党や日本維新の会など野党は企業・団体献金と政策活動費の廃止を提案。政策活動費は使い道を公表しなくていいお金で〝裏金の温床〟と指摘されているものだ。

自民党は企業や団体にも政治活動の自由があるとして企業・団体献金の廃止に否定的。また、政策活動費廃止についても後ろ向き。立憲の泉健太代表は自民党案について「あんの入っていないあんころ餅だ」と中身がないと批判しており、かなりもめることが予想される。

成立させる早道は岸田氏がクビを賭けることだ。永田町関係者は「この政治資金規正法改正の成立を花道にして辞任するという話も浮上しています」と指摘。かつて民主党政権の菅直人元首相は再生可能エネルギー特別措置法の成立と引き換えにする形で首相を辞任していた。クビを差し出せば菅氏のように岸田氏のこだわりの形で法案をまとめることも可能になる。

ポスト岸田には上川陽子外相、河野太郎デジタル相、石破茂元幹事長などの名前が挙がるが、派閥がなくなったことで岸田おろしが起きにくくなっている。会期末までの2か月弱で政局は大きく動くこととなりそうだ。

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