【西武】防御率ついに5点台…惨敗後にブーイングと罵声 止まらぬ崩壊に松井監督「まだ5月」
東スポWEB / 2024年5月11日 6時34分
西武の〝崩壊現象〟に歯止めが利かなくなってきた。10日の楽天戦(ベルーナ)は2―13で大敗し、今季4度目の4連敗で借金は今季最多の「11」まで膨らんだ。
プロ初先発の青山が5回途中3失点で降板。6回には3番手・本田が4安打3失点でリードを広げられると、7回には4番手ヤンが浅村に4号3ランを被弾して大勢が決した。そして、8点ビハインドの7回途中から登板した5番手・浜屋は8回に4失点しながら9回も続投。3連戦をトータルで考えれば、これ以上投手を使いたくなかったベンチの措置に、スタンドの西武ファンから「頑張れ、頑張れ、浜屋!!」の大声援が送られた。
結局、投手陣は18安打10四死球、13失点の大失態…。ファンのやり場のない思いが悲しい「浜屋」コールとなって表れた形だ。しかも、大差のまま試合終了となると、最後まで見届けたファンからは左翼席を中心にブーイングとも監督批判ともつかない罵声が飛び交い、不穏な空気も流れた。ただ、それも致し方ない情勢となっている。
試合後、松井稼頭央監督(48)は「得点圏にいくところまではいい形には持ってきてくれていると思うし、あとはそこからどう点を取っていくか。そういうところも含めてまた明日やっていきたい」。10安打を放ちながら4度の得点機で、相手暴投と適時打による2得点に終わった打線の決定力不足に言及した一報で、ブルペン陣も6回以降だけで10失点。これには「四球が重なってくると、大量得点にもつながってくる。そこも含めてまた明日やっていきたい」と前を向くしかなかった。
チーム打率2割5厘、80得点は12球団ワースト。強固な先発陣を誇りながら、救援防御率は5・04まで悪化して危機的な状況だ。松井監督はそれでも球場に足を運んでくれたファンに向けてこう言葉を向けた。
「ファンの皆さんの最後までの声援は大きい。途中で(席を立つ姿を)僕も見ましたけど、もう勝つことしかないと思うし。そこというのはしっかり受け止めて。今の状況はもちろん分かっていますし、何とか選手も含め何とか1つでも(勝ちたい)と思い戦っています。そこは変わらず。まだ5月ですし、可能性もあるわけですから、一戦一戦全力を尽くしていきたい」
あくまでもファイティングポーズを崩すことはないが、7連敗が始まった4月9日からかれこれ1か月…。好転させる術が見つからないまま、現場とファンの間で何かが崩れ始めている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[プロ野球2軍戦・オイシックス新潟]投手陣踏ん張ったが…延長11回力尽き4連敗 打線も援護できず西武に2-0
新潟日報 / 2024年6月1日 19時0分
-
西武ドラ1武内夏暉が完封目前で緊急降板…名球会OBが「故障リスクが増す」と怒る選手とベンチの無為無策
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月20日 9時26分
-
西武・浜屋将太が6回3失点 日本ハム・細川凌平が1号2ランで猛アピール…17日のファーム結果
Full-Count / 2024年5月17日 19時19分
-
【西武】松本航〝配置転換〟セットアッパーで見せた変貌 松井監督も驚き「見事だった」
東スポWEB / 2024年5月12日 6時6分
-
【西武】本田→ヤン→浜屋のブルペン陣が10失点〝投壊〟 今季4度目4連敗で借金11
東スポWEB / 2024年5月10日 22時31分
ランキング
-
1ボクシング、パリ五輪最終予選で木下鈴花が敗退 日本女子は一人も出場権獲得ならず
スポーツ報知 / 2024年6月2日 0時13分
-
2大相撲の元小結大潮死去 史上1位の1891回出場
共同通信 / 2024年6月1日 22時4分
-
3CL決勝でファン乱入、“前代未聞”賞金6000万円目当てに海外衝撃 ロシア人インフルエンサーが「提示」
FOOTBALL ZONE / 2024年6月2日 7時23分
-
4大谷翔平、大失速でも“歴史的5月” 6部門で自己ベスト…6月のブーストへ高まる期待
Full-Count / 2024年6月1日 16時17分
-
5“主役じゃない”イチロー氏の際立つ異常さ 4度登場の驚愕リストが「現実離れだ」
Full-Count / 2024年5月30日 15時36分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください