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【今が〝旬〟~このレーサーに乗れ~】高倉和士の意識を変えた峰竜太の言葉「俺はリスク背負って…」

東スポWEB / 2024年5月17日 11時30分

高倉和士

◇高倉和士(32)福岡支部111期

2024年後期適用成績は自己最高の7・51をマークし、今年も8優出2V。2月の芦屋GⅠ九州地区選でも優出は逃したが、準優には滑り込んだ。近況の好調について「強いて言うならスタートを行くように心がけているところは成績につながっていると思う」と明かす。

「昔はスタートは入れるものだと思っていた。でも、レースでは質のいいスタートを行かないと、どうしたって後手を踏んでしまう。今思えば、昔の自分はお利口さんなスタートをしていたなと思う」と振り返る。

そんなスタートの意識が変わるきっかけとなったのはトップレーサーとして活躍を続ける峰竜太の金言だった。「昨年6月に蒲郡の周年で峰さんと話す機会があった。そこで峰さんが『俺はリスク背負ってスタート行ってるよ』と打ち明けてくれてハッとした。トップ中のトップでもリスクを背負っているんだから、自分もスタートしっかり行かないとと思うようになった」。まさに〝目からうろこが落ちる〟状況だった。

「蒲郡での峰さんのアドバイスで、よりスタートの重要性が分かった。やっぱりスタートの意識変化が大きいのかな」。峰のアドバイスを受けて平均STもレベルアップ。2024年後期はコンマ12と最も早い数字を記録し、自己最高の勝率、優出&優勝回数につなげている。

現在の目標は「自力でSGの権利をつかむこと。A1に定着できているし、さらに上を考えたらやっぱりSGが目標になってくる」と最高峰の舞台を見据えている。

10月の戸田ダービーの選考期間は7月まで。選考基準となるダービー勝率は7・11でボーダーよりやや下に位置している。「今はダービーが勝負駆け。まずはダービーを目指す」と意気込む。

さらに、来年3月の若松クラシックも射程圏内だ。1~12月の優勝回数が選考基準で例年なら6Vで当確、5Vの勝率上位選手が出場できる。5月中旬で2Vなら、十分、出場権に食い込めるペースだ。

プライベートでも意識の変化があった。「2021年の10月に結婚しました。結婚して3年が経ちますが、いいことも悪いことも共有できる存在が増えて自分も大人になったと思います。仕事にも、より一層責任感が出てきた。第一子も生まれる予定だし、もっと仕事を頑張らないと」。家族を支える大黒柱としての責任感も年々、強くなっている。ボートレーサーとして、そして夫、父として全力で走り続ける。

☆たかくら・かずと 1991年6月25日生まれ。福岡支部の111期生。福岡県出身。2012年11月に芦屋でデビュー。2013年11月に徳山で初勝利。2018年10月に徳山で初優勝。通算11V。GⅠでは4優出0V。同期は中村晃朋、安河内将、竹井貴史、清埜翔子、土屋実沙希、大豆生田蒼ら。

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