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つばさの党・黒川敦彦が止まらなくなったワケ 狙った獲物に不幸訪れる「デスノート」気取り

東スポWEB / 2024年5月22日 6時32分

なぜ黒川敦彦容疑者は〝無敵の人〟となったのか。4月の衆院東京15区補選で乙武洋匡氏の街頭演説を妨害した公選法違反(自由妨害)の疑いで、つばさの党の黒川代表、根本良輔幹事長、杉田勇人組織運動本部長が警視庁に逮捕された。黒川容疑者はターゲットを不幸に陥れる〝デスノート〟気取りで、行為がエスカレートしていった背景があった。

黒川容疑者は警視庁の家宅捜索を受けた後に「小池百合子による圧力」と小池都知事の自宅前や警視庁前で抗議街宣を行い、警視庁幹部の逆鱗に触れたとされている。街頭演説への乱入や自宅前街宣は以前から行っていた手法だが、歯止めがかからなくなっていたのは、この1年ほど前からだ。

2022年にNHK党の幹事長を務めていた黒川容疑者は参院選最中にNHK「日曜討論」に生出演した際、司会者の制止を振り切って、安倍晋三元首相と旧統一教会、CIAとの関係を風刺する歌を披露する放送事故騒動を起こしていた。

「日曜討論から2週間後に山上徹也被告による銃撃事件が発生し、安倍元首相が死亡した。当時は山上被告が黒川氏の主張をうのみにして、犯行に走ったのではないかといわれました」(永田町関係者)

翌年3月には宗教団体「幸福の科学」の大川隆法代表をターゲットに据え、息子の宏洋氏と共闘し、追及を始めたところ、大川氏が急逝した。安倍氏に続き、標的にした相手が立て続けに死去したことに支援者からは「黒川さんが攻撃した相手は大変な目に遭う」「安倍元首相に続いて、デスノートじゃないか」との声が飛び、黒川容疑者も「まさかこのタイミングで亡くなるとは…。デスノートといわれるのも無理はない」とまんざらでもない様子で、行動が先鋭化していくきっかけとなっていた。

「黒川氏が街頭演説で突撃を繰り返している参政党はゴレンジャーといわれる古参メンバーが離反し、急速に力を失えば、NHK党では代表権争いが起き、大津綾香氏に付いた黒川氏は立花氏との全面バトルに突入した。幹事長を更迭される憂き目に遭ったものの、最終的に立花氏は作り上げた国政政党を奪われるハメとなった。安倍さんや宗教団体トップの死去は偶然のタイミングとはいえ、黒川氏は自身の行為を正当化し、増長していったのは間違いない」(前出の関係者)

逮捕、勾留されている黒川容疑者は21日、支援者が代理でXを更新し、小池都知事や立憲民主党の泉健太代表ら15区補選で矛先を向けた陣営に政策の是非や疑惑の真贋を問う公開質問状を出した。

「マスメディアを含め、妨害行為とのご批判の声が上がっていることについては重ねて大変申し訳ございません。ですが、何を質問しに行ったのかは是非知っていただいて賛否いただけたら幸いです」とポストした。不法逮捕を訴え、徹底抗戦の構えを見せているという。

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