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「お金の管理」は妻の仕事?イマドキ夫婦の役割分担意識

LIMO / 2020年9月4日 18時45分

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「お金の管理」は妻の仕事?イマドキ夫婦の役割分担意識

女性が積極的に社会に出るようになって久しく、考え方や価値観が変化してきました。最近では男性も育児や家事に参加するようになりましたが、女性は社会の変化をどう見ているのでしょう。

公益財団法人 日本財団が行った「1万人女性意識調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000130.000025872.html)」をもとに、女性が社会をどう見ているのかなどを紐解いていきましょう。

「夫は外で仕事、妻は家事や育児」に共感しない人は7割弱

以前は夫は外に出て仕事をして、家事や育児など家の中の事は妻が行うのがスタンダートでした。今回の日本財団が行った「1万人女性意識調査」において性別役割分担意識への共感度を調べてみると「夫は外で仕事、妻は家事・育児」に「共感する」と回答した人は4.6%、「どちらかといえば共感する」が26.6%で31.2%が「共感」の意識があることがわかりました。

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拡大する(/mwimgs/6/e/-/img_6e1fff4af23cfa4c064f9f376afaaae7116505.png)

性別による役割分担への共感について(出典:公益財団法人 日本財団の調査より)

一方で「どちらかといえば共感しない」が38.9%、「共感しない」が29.9%となり合わせて68.8%が「共感しない」という考えがあると結果が出ています。女性も社会に出て仕事をするようになり、家事や育児の分担の考えが広まっていることがわかります。

若い世代ほど「家事・育児の分担」意識が高い

性別役割分担意識を年代別で見てみると、18歳〜29歳では「共感する」の考えが26%で、逆に共感しないが74%と最も高くなっています。ただいずれの年代においても、「共感しない」という考えが7割弱になっているため、性別による役割分担という考えが薄れていることがわかります。

理想の家計管理は「妻が夫の分も管理」

理想の家計管理方法について質問をしたところ、「自分が夫の分も管理」が41.6%で最も多く、次いで「共同管理分以外を各自で管理」が26.2%、「各自の生活費負担を決めて各自で管理」が15.4%となりました。

「夫が自分の分も管理」は2.4%と低いことからも、家計に関しては女性が携わりたいという考えがあるようです。

子どもがいると家計管理は「妻の仕事」?!

家庭の家計管理に関して妻が夫の分も管理しているケースを、子どもがいるかどうかで比べてみると、「既婚・子どもなし」の場合には43.4%、「既婚・子どもあり」は51.5%と差が出ています。

子どもがいると夫の分も妻が一括で管理をして、そこから子どもにかかる教育費などを振り分けていくのかもしれません。

まとめ

男性と女性では仕事や家事・育児の負担の割合が違っていたり、場合によってはどちらかに大きな負担がかかることもあるでしょう。でも性別による役割分担という考えは、次第に薄れてきていることもわかります。

とはいえ家計管理においては妻が行うケースも多く、お金の管理に関しては女性の方が得意なのかもしれません。今後ますます女性の社会進出が増えるでしょうから、性別による役割の考え方も大きく変化してくるのではないでしょうか。

【参考】

「1万人女性意識調査」 公益財団法人 日本財団(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000130.000025872.html)

調査対象:全国18~69歳の女性
回答数:1万人(人口比率に合わせ5階層に分け集約)
調査期間:2020年7月17日〜7月21日
調査手法:インターネット調査

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