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負けず嫌いな子どもを「無意識に潰す」親の特徴 成績が伸びやすく、向上心が高い子どもが多い

東洋経済オンライン / 2024年3月22日 11時40分

漫画:©︎三田紀房/コルク)

東大に合格できる可能性を秘めた子供の才能が、親や先生の無知のせいで潰されてしまうことが非常に多い――。東大セミナー講師・指導歴25年のベテラン・川本雄介氏はこう語ります。今回は『ドラゴン桜で学ぶ 伸びる子供の育て方』を上梓した川本氏が、負けず嫌いな子どもとの接し方について共有します。

負けず嫌い=この子はダメだ、なのか?

みなさんは、「負けず嫌いな子」に対して、どんな印象を持っていますか。

【漫画で読む】『ドラゴン桜2』桜木先生が熱血指導、負けたくない気持ちが勉強の原動力に

勉強でもゲームでも、負けるのが嫌で、「ズル」してまで勝とうとするような子っていますよね。将棋や囲碁で負けそうになったら、盤面をひっくり返したり、テストでもどうしてもいい点を取りたくてカンニングしたり……。

もちろん、嘘をついたり、ズルをするのはよくないことですが、そういう子に対して「この子はダメだ」とレッテルを貼ってしまうのもよくありません。実は負けず嫌いなのは、とてもいい傾向なのです。今回は、「負けず嫌いな子の成績の伸ばし方」についてお話ししたいと思います。

「負けず嫌い」なタイプの子のほうが、成績を上げやすいのはなぜなのか、まずは『ドラゴン桜2』のワンシーンをご紹介します。

※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

「勉強とは怒りだ」と桜木先生は説明していますが、まさにそのとおりだと思います。できないところができるようになるのが勉強であり、できないところに対してちゃんと怒れる人のほうが、成績を上げやすいのです。

ただ、もしかしたらみなさんの中にはこう思う人もいるかもしれません。

「勉強に対して『負けず嫌い』を発揮してくれたらいいけれど、うちの子はそれ以外の面でも『負けず嫌い』なんだよな」

「勉強以外のもの、ゲームとかスポーツでも『負けず嫌い』な場合もあるから、一概に『負けず嫌い』のほうがいいってことはないんじゃない?」

しかし実は、東大に合格する生徒は、みんな勉強以外の面も含めて「負けず嫌い」なんですよね。勉強以外の物事も含めて、些細なことから、さまざまな勝負事に対して負けず嫌いで、向上心が高いのです。

塾のテストで点数を気にする、入試のときの点数を話す、といった学力面においてだけではありません。学校のスポーツ大会や、部活、文化祭など、勉強以外のちょっとした行事でも本気で勝負する傾向があります。

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