1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

仕事は最低限だけ「静かな退職」選ぶ若者増える訳 意欲的に働くようになるにはどうするか?

東洋経済オンライン / 2024年4月8日 10時0分

実際、就活支援の現場感覚でも、2度目の就職のほうが納得感を得られると確信している。納得して選んだ職場であれば、「静かな退職」になる可能性はグッと減るはずだ。

Z世代にとっての仕事の目的を知る

もう1つ大事なことは、経営者層が、Z世代にとっての仕事の目的は「お金を稼ぐ」だけではなくなっていると、認識を新たにすること。

SNSなどを通じて「自分らしさ」を発信しやすくなった中、今の若者たちは自分を表現することに慣れてきている。そして、仕事に対する認識も「お金を稼ぐこと」に加えて「自己表現」を求めるように変わってきているのだ。

だから、お金を稼ぐ以外の働く理由、つまり「やりがいを見出せる」という会社に生まれ変わっていかないと、いっそう若手人材は採用できなくなっていくだろう。「お金を稼げるんだから働くはずだ」という考えでは、若手の採用は難しいし、採用した人材も「静かな退職」を選んでいくことになる。

「静かな退職」という概念が広まったことは、社会の仕組みを見直すいい機会なのかもしれない。

川畑 翔太郎:UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ) 代表取締役

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください