1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「時間がないと悩む人」は単純なコツを知らない どういう時間を過ごしているかまずは「見える化」

東洋経済オンライン / 2024年4月27日 18時0分

(写真:Luce/PIXTA)

「集中力が足りない」「ついダラダラしてしまう」と時間の使い方について、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。そんな方のために、同じように「一度きりの人生で、今という時間は二度とやってこないのに、なんで自分は時間を無駄に使ってしまうのか」と以前は悩んでいた編集者・柿内尚文(かきうち・たかふみ)氏が、時間の使い方について考えました。書籍『このプリン、いま食べるか?ガマンするか?』を一部抜粋・再構成し、時間の使い方のコツをご紹介します。

人生には「4つの時間」しかない

人生には「幸福の時間」「投資の時間」「役割の時間」「浪費の時間」の4つの時間しかありません。

【画像でわかる】人生には「4つの時間」しかない

「幸福の時間」はやりたいこと、喜びを得られることをして幸せを感じる時間。

「投資の時間」は目的のために努力している時間。

「役割の時間」はやらなければいけないことをしている時間。

「浪費の時間」は無意識に過ごしてしまうムダだと感じる時間です。

といっても完全にひとつずつには分けられない時間もあります。「投資」と「幸福」が両方ある時間もあれば、「役割」と「幸福」が両方ある時間もあります。

4つの時間をどう配分するか、人によって選択は異なります。たとえば次の表のAさんとBさんのケース。同じ行動に対して、時間の仕分けは違っています。その時間にどんな意味を持つかによって、その時間の価値は変わるのです。

4つの時間に対する意識が必要

この4つの時間ですが、それぞれの時間に対する「意識」が必要です。たとえば、「幸福の時間」を増やしたければ「幸福の時間であることを意識」することです。人は無意識でいると、つい「幸福」に気づかなくなる生き物です。

世界的に有名な哲学者、アランのこんな言葉があります。

人は「幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ」

意識して「幸福の時間」をつくらないと、幸福はなかなか生まれてきません。逆に考えれば、意識的に幸福の時間をつくることも可能だということです。コーヒーとの向き合い方のように、時間への意識を変えることを「時間磨き」と僕は読んでいます。同じ時間でも、磨き方次第で、その時間への感じ方が大きく変化します。

スペシャルな毎日よりもパーフェクトな1日を

たとえば毎日を大切に生きたいと思った時。本当は毎日をスペシャルにできたらいいのでしょうが、そんなに簡単にスペシャルにはできません。

たとえ毎日をスペシャルにはできなくても、「時間磨き」をすればパーフェクトな1日を目指すことはできるんじゃないでしょうか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください