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外国語習得の最短ルートは「勉強しない」こと 歯磨きをするように言語を学ぶコツ

東洋経済オンライン / 2024年4月30日 17時0分

私も、日によってモチベーションが高かったり低かったりします。最初はやる気満々ですし、ひとつ学ぶごとに上達を実感できてモチベーションが維持しやすいのですが、その言語に少し慣れてくると、ある種の停滞期に突入することが多い気がします。そうなったときに、いかに一定のペースで学習を進めるかは常に課題になっています。

そして最終的にたどり着いた答えは、「そもそもモチベーションに頼らないほうがいい」ということです。

モチベーションとは心理的なものです。そして人の心理は日々、移り変わるのが自然であり、ひとつのかたちに留めておくことなどできません。そんな不確かなものに頼ろうとすること自体、危ういのではないか。どうしてもやる気が起こらないときに気持ちで乗り越えようとするのは難しいのではないかと気付いたのです。

飽くことなく外国語学習を続けるには、おそらく「気付いたら今日もちょっとはかどっていた」という現象を起こし続けることが重要なのだと思います。自分の「やる気」には頼らないとすれば、どのようにすればそんな現象を起こせるでしょうか。

取り掛かるまでが一番のハードル

鍵となるのは「物理的な環境」です。

たいていは取り掛かるまでが一番のハードルなので、モチベーションが高かろうと低かろうと、できるだけサッと学習に取り掛かれるよう「最初の一歩」のハードルが低い環境を作っておくということです。こうしてひとたび取り掛かってしまえば、気付いたときには1日分の学習量を難なくこなしている、そんなものなのです。

そのために私が実践しているのは、「教材をしまいこまずに、すぐに目につくところに置いておく」「学習に使用しているYouTubeチャンネルのページを開きっぱなしにしておく」「音声教材をダウンロードしてすぐに再生できるようにしておく」といったことです。

このように「決まったタイミングに、決まった量を学習する」「サッと取り掛かれる環境づくりをする」というのは、いってみれば外国語学習の習慣化の最低ラインといえるでしょう。

Kazu Languages :インフルエンサー

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