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星野リゾート「観光列車」車内料理の豪華に仰天 青い森鉄道が運行「酒のあで雪見列車」に乗車

東洋経済オンライン / 2024年5月6日 7時30分

「酒のあで雪見列車」は青い森703系の2両編成(筆者撮影)

先日、青森県内を走る青い森鉄道で、豪華なまぐろ料理を食べながら雪見酒をしてきた。

【写真を見る】「まぐろ尽くしの酒のあで」は列車内で出るとは思えないほど豪華な料理

今回乗った観光列車は「酒のあで雪見列車」という。「酒のあで」とは「酒のあて」、つまり酒にあてがうおかずのことだ。

WEBの募集ページには「青森の雪景色を眺めながら食事と地酒が楽しめる観光列車」とある。こんな列車が青い森鉄道で運行されていたとは、全然知らなかった。

すでに7回も実施

青い森鉄道は、岩手県の県境ギリギリにある目時駅から青森駅間の121.9kmの路線。もともとはJR東北本線で、2010年にすべての区間が第三セクターとなった。

ちなみに目時駅の1つ手前の三戸駅が、私が生まれた場所である。もちろんはるかなる昭和の、国鉄時代の話だ。

そういったわけで、青森県には個人的に思い入れがあるのだが、「酒のあで雪見列車」については初耳だった。しかももう7回も催行されているという。列車で飲み食いするのが大好きな身としては、飲食できる臨時列車や新しい観光列車の情報はチェックしているつもりだったが、見落としていたのだろうか。

実はあまり知られていないのには理由がある。

「酒のあで雪見列車」は、実は鉄道会社や旅行会社の主催ではなく、「星野リゾート 青森屋」という三沢駅近くにある宿が企画した観光列車なのだ。

名前の知られた「星野リゾート」を簡単に説明すると、全国にある「星野リゾート」ブランドの宿の運営を手掛ける会社。つまりホテルや旅館、土地を所有せず「運営」だけに特化した事業形態をとっている。

「星野リゾート」の宿はいくつかのブランドに分けられているが、「星野リゾート 青森屋」は、どのブランドにも属さない「そのほかの個性的な宿泊施設」となっている。

この「星野リゾート 青森屋」と同じく青森県内にある「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」の2施設は別の会社が所有、経営をしている。そして運営しているのが「星野リゾート」というわけだ。

「まぐろのヒレ酒」が出てきた

まずは「酒のあで雪見列車」がどんな列車なのか、紹介したい。

この日、10時45分頃に入線した列車は、ヘッドマークこそないが「酒のあで雪見列車」と書かれたプレートが窓に掲げられていた。使われている車両は2014年に導入された「青い森703系」2両。車内に段差がなく、車内のトイレもバリアフリーとなっている。

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