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【週末映画コラム】全く予測がつかない展開を見せる『悪は存在しない』/“反面教師映画”『ゴジラ×コング 新たなる帝国』

エンタメOVO / 2024年4月26日 8時0分

 『GODZILLA ゴジラ』(14)から始まったハリウッド版「ゴジラ」シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(17)の世界観をクロスオーバーさせた「モンスターバース」シリーズの通算5作目。

 前作『ゴジラvsコング』(21)に続いて監督はアダム・ウィンガード。出演は、レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ケイリー・ホトルが続投し、ダン・スティーブンス、ファラ・チェンらが加わった。

 もともと「モンスターバース」は、物語の設定やゴジラやコングの造形も含めて、東宝のゴジラシリーズとは別物だと思っているので、どんな設定で見せられても、もはや驚きもしない。今回は『猿の惑星』ならぬ“コングの惑星?”も登場する。

 監督のウィンガードは前作の時に、「これは巨大怪獣の大乱闘映画」と語っていたが、それは今回も同様。要は金を懸けたVFXを使って、いかにゴジラやコングを相まみえさせるか、その闘いをどう見せるかが重要なのだ。

 この映画を見ると、『ゴジラ-1.0』がアカデミー賞を得たのは、低予算でのVFXの技術もさることながら、「戦争とゴジラ」というテーマやストーリー性の高さも併せて評価されたからだと納得できる。その意味ではこの映画は“反面教師映画”と言えないこともないのだが、これはこれで何も考えずに見る分では楽しめはする。

(田中雄二)

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