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台風10号の影響で各地高波 周期の長いうねりに注意

ウェザーニュース / 2019年8月12日 11時30分

ウェザーニュース

台風10号は日本の南の海上を北西に進んでいます。まだ台風の中心は日本列島から離れているものの、大型の台風であることや、日本の南をゆっくりと移動しているため、太平洋沿岸を中心にかなり波が高くなっています。

各地の波高&周期

国土交通省港湾局によると、12日(月)10時の波高は宮崎県細島港で2.75m、高知県高知港で2.16m、静岡県御前崎港で2.33m、茨城県鹿島港で1.45mを観測しています。

また、周期を見ると10~12秒程度と長いことがわかります。

この周期の長さは”うねり”の特徴です。

”うねり”とは?

うねりは離れた場所の発達した風浪が、余波となって伝わって来た波のことです。遠くから伝わってくるので、波長が一定で長く丸みを帯びた波になります。見た目で気づきにくく、崩れにくい波になります。

見た目で気づきにくいうねりが、陸近くの浅い海域に達すると、豹変することがあります。

危険な”うねり”に注意を

海底の摩擦の影響で、うねりの前方にブレーキがかかり、うねりの後方が追いついて波長が短くなる一方、波が急激に高まるのです。海底が浅くなるほど、高まりが傾向が強くなって、波頭が崩れて覆いかぶさるように岸に打ち寄せます。

一番の注意すべきポイントは、晴れていて、風がない穏やかな状況で、うねりがやってくるということです。天気は海のレジャーにもってこいでも、じつは海岸近くは隠れた危険が潜んでいます。

すでに各地で水の事故が相次いでいます。遊泳が禁止されているエリア等で海に入ることは避けてください。

参考資料など

ウェザーリポート by エイチさん

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