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★2024年2月の天体イベント★ 月や惑星に注目!満月は今年最小に

ウェザーニュース / 2024年2月6日 16時1分

ウェザーニュース

2月も夜空では木星が明るく輝き、明け方には金星や火星が空に姿を現します。月が接近するタイミングもあるため注目です。また、2月は今年地球から最も遠い満月となります。

まだまだ夜は冷えるため、暖かくして天体観測をお楽しみください。

細い月・金星・火星が接近

2月は明け方の空で、明けの明星「金星」と「火星」の姿を見ることができます。金星は徐々に高度を下げていきますが、約マイナス4等もの明るさで輝くため見物です。

火星は金星よりも暗く、約1.2等ほどの明るさのため、明け方の空では肉眼だと見えづらいことが予想されます。双眼鏡を使っての観測がおすすめです。

2月8日(木)明け方には、細い月が金星と火星に接近します。低空で見えるため、南東の方角が開けたところからお楽しみください。

▼8日(木)に昇る時刻(東京)
月 5:26 金星 4:57 火星 5:27 太陽 6:36

金星と火星が大接近

2月中旬~3月上旬頃には、明け方の東南東の低空で金星と火星が大接近します。金星と火星の最接近は2月23日(金)頃で、1度未満まで近づく見込みです。

日の出45分前でも高度は5度前後しかないため、東南東の方角が開けたところから金星と火星の大接近をお楽しみください。

金星は明るく輝きますが、火星はそれほど明るくないため、双眼鏡を使っての観測がおすすめです。

▼23日(金)に昇る時刻(東京)
金星 5:06 火星 5:08 太陽 6:20

月と木星が接近

2月は空が暗くなった頃に「木星」が南西の空高くに昇り、深夜には沈んでいきます。約マイナス2等の明るさで輝くため、夜空の中でもたいへん目を引きそうです。

2月15日(木)には月が木星に接近します。夜空でも存在感のある月と木星の共演は見物です。

▼15日(木)に沈む時刻(東京)
木星 23:12 月 23:35

2024年で地球から最も遠い満月

2月は24日(土)に満月を迎え、2024年中の満月としては地球から最も遠い位置で起こります。

地球の周りを公転する月の軌道は楕円形で、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けて変化しています。このため、満月や新月のときの地球と月の距離は毎回異なります。

月は24日(土)21時30分頃に満月の瞬間を迎え、翌日25日(日)23時59分に遠地点(地球から最も遠ざかる点)を通過します。満月のときの地心距離(地球の中心と天体の中心の間の距離)は約40万6000キロメートル、月の視直径(角度で表す天体の見かけの大きさ)は約29分26秒角です。

2024年で最も地球に近い満月(10月17日)と比較すると、視直径は約12%小さく(面積は約22%少なく)なります。

2月の満月、英語で”Snow Moon”

農事暦における満月の呼び方

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは2月の満月を「スノームーン(Snow Moon/雪月)」と呼ぶようです。「寒さが厳しく大地の多くが雪に覆われる季節」にちなんで名付けられています。

出典・参考
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
アストロアーツ「星空ガイド」 https://www.astroarts.co.jp/
The Old Farmers' Almanac

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