習主席、韓国首相らと歓迎昼食会…「冷戦的思考・陣営対決を排撃せねば」

習近平中国国家主席は23日、杭州アジア大会の開幕式に参加するため訪中しているハン・ドクス（韓悳洙）韓国首相など各国の指導者たちを招待し、歓迎昼食会を開いた。

中国官営“新華社通信”によると、習主席はこの日、ハン首相をはじめカンボジア国王・シリア大統領・ネパール首相・マレーシア下院議長などを招待し、歓迎昼食会を主宰した。

習主席はこの席で「中国は世界に『中国の特色・アジアの趣・華麗さ』のスポーツイベントをお見せし、アジアと国際オリンピックの発展に新たな貢献をすることを希望する」と語った。

つづけて「アジアはこの数十年間安定し、急速な経済成長を成し遂げた」とし「われわれはスポーツにより平和を促進し、隣人と互恵共生を堅持し、冷戦的思考と陣営対決を排撃し、アジアを世界平和の安定的ないかりにしていかなければならない」と強調した。

これは、日米韓の3か国が最近、安保や経済部門などで密着した関係を築いている中、「『日米韓』ＶＳ『中露朝』という新冷戦構造が形成されているのでは」という見方が出ていることを背景にした発言という点で注目される。