ビザ発給の訴訟に勝訴したが…歌手ユ・スンジュン「4カ月経過したが何の音沙汰もない」
Wow!Korea / 2024年4月2日 21時8分
歌手ユ・スンジュン(スティーブ・ユ)が、デビュー27周年の感慨を明らかにし、ビザ発給訴訟に勝訴した後も依然として入国の道が開けないことについてもどかしさを表した。
ユ・スンジュンは2日、自身のSNSに「デビューしてから27年、そのうち正式にファンと共にした時間を計算してみると5年足らずで、その5年のうち半分はアメリカにいたので考えてみると活動期間は2年半余りだった」と振り返った。
続いて彼は「すぐに会えると思っていたのに22年が過ぎ、再び会えるのもいつになるか分からない。最高裁判所で勝訴したあと4カ月が過ぎたのに何の音沙汰もない」とした。
ユ・スンジュンは「本当に頑張って生きてきた。後悔もないし恨みもない。ただ、こうした記念日が来るたびに、待っていてくれて応援してくれるファンを思い出しては本当に申し訳ない気持ちになった」と話した。
そして「ありがとう、みんな。その気持ちを忘れないよ。頻繁に表現しなくても、そうやって22年を耐えた。やるだけやった。大丈夫、うん、大丈夫」と自らを慰めた。
ユ・スンジュンは入隊を控えていた2002年に米国市民権を取得したため兵役逃れとして告発され、その後、韓国への入国を禁止された。その後、在外同胞ビザの発給を受けて入国を試みたがビザの発給を拒否され、2015年に訴訟を起こした。
1、2審で裁判所は「国軍将兵の士気低下」「兵役忌避風潮のまん延憂慮」などを理由にユ・スンジュンの入国を許可できないと判断した。
しかし最高裁判所はビザ発給を拒否したのは正しくないと判決、事件をソウル高等裁判所に差し戻した。外交部は差し戻しを不服として最高裁判所に上告したが、最高裁の審理不続行決定によりユ・スンジュンの勝訴が確定した。
ユ・スンジュンは勝訴後の2020年7月に米国LA総領事館にビザ発給を申請した。1審では敗訴し、2審では勝訴し、昨年11月30日に、上告審で最終勝訴した。
これによってユ・スンジュンは韓国入国に必要なビザを発給できることになった。しかし4カ月が過ぎた今でも何の音沙汰もないと明らかにしたことから、依然として入国は許可されていないようだ。
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