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おいしさ新発見!丸ごとトマトとチーズの味噌汁【頑張りすぎない家族ごはん#38】

楽天レシピ デイリシャス 2022年1月27日 9時0分

こんにちは!管理栄養士の中村りえです。

食卓に欠かせないお味噌汁。特に寒い日には、温かい味噌汁でほっとしたくなりますよね。
でも、味噌汁の具材が同じ食材ばかりになってしまう…とマンネリ化に悩む声も多く聞きます。

そこで、今回はあまり味噌汁には使わないような具材で作る、新しい味噌汁レシピをご紹介します!

主な食材はトマトとチーズ!洋風な食材の組み合わせは意外かもしれませんが、うま味がたっぷりきいて、おいしく仕上がりますよ。
今夜のごはんにすぐ試したくなる「丸ごとトマトとチーズの味噌汁」レシピを、早速チェックしてみてくださいね。

積極的に摂りたい「味噌」の魅力

味噌は、大豆、麹、塩を発酵させたものですが、「医者いらず」と呼ばれるほど体にとって良い働きをする調味料です。

発酵食品である味噌は腸内の生きた「善玉菌」として働き、腸内環境を整える作用があります。
ただ、善玉菌は腸内に一定期間はとどまりますが、そのまま住みつくことはできないため、毎日摂取することが大切です。

さらに、味噌には食物繊維が含まれているので整腸作用が期待できます。
腸には免疫細胞が多く存在するので、腸内環境を整えることは免疫機能を整えることにも繋がるのです。
冬を元気に乗り切るために、ぜひ味噌を積極的に摂りましょう!

また、大豆が原料の味噌には大豆イソフラボンが含まれており、女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをすることから、
女性ホルモンの乱れによる気分の落ち込みや、イライラの緩和などに役立つと注目を集めています。

さらに大豆を発酵させることにより作られる「リノール酸」には、シミの原因となるメラニンを抑制する働きが期待できます。
味噌はおいしいだけでなく健康や美容に嬉しい食材なんですね。

「丸ごとトマトとチーズの味噌汁」おすすめポイント

今回ご紹介する味噌汁レシピは「丸ごとトマトとチーズの味噌汁」です。

トマトとチーズにはグルタミン酸という、うま味成分が含まれています。
かつおだしにはイノシン酸、こんぶにはグルタミン酸といううま味成分が含まれているので、トマトとだし汁を合わせることでよりうま味がアップ!
入れる食材が少なくても、うま味をしっかりきかせた味噌汁に仕上がります。

さらに、チーズと味噌は発酵食品同士で相性抜群。みそにチーズを合わせることでコクがプラスされて満足感がアップしますよ。

また、今回の味噌汁の大きなポイントはトマトをまるまる1個使っていること。地味になりがちな味噌汁ですが、インパクトのある見た目になり、色味も鮮やかに。
トマトの酸味が苦手な方も、味噌汁にするとトマトの酸味がマイルドになるので食べやすくなりますよ。
そしてトマトは加熱することで甘みが引き立つとともに、栄養成分であるリコピンも吸収しやすくなります。

「丸ごとトマトとチーズの味噌汁」レシピ

【材料(4人分)】
・だし汁…600ml
・トマト…4個
・スライスチーズ…1枚
・味噌…大さじ4
・小ねぎ…お好みで

【作り方】
1. トマトのヘタをとって、ヘタと反対側の薄皮に、十字に浅く切り込みを入れる。スライスチーズは縦、横に1回ずつ切って4等分にする。
2. 鍋にだし汁を入れて中火にかけ、沸騰したら1を加えて30秒ほど加熱して取り出す。触れる温度になったらトマトの薄皮を剥く。
3. トマトを鍋に戻し、味噌を溶き入れてトマトの上にスライスチーズをのせ、蓋をして2分蒸らす。お好みで小ねぎを散らす。

【ポイント】
トマトは薄皮を剥くことで口当たりがよくなります。お好みできのこを加えてもおいしいですよ。うま味の相乗効果をより効果的にするには、イノシン酸といううま味成分が入ったかつおだしがおすすめです♪

おいしいだけでなく健康にも役立つ味噌汁。寒さの厳しい冬も、味噌を取り入れ元気に乗り越えましょう!

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