Infoseek 楽天

【フィリピン】政府から企業に、クリスマス手当の支給を要請

Global News Asia 2020年10月16日 7時45分

 2020年10月15日、フィリピン政府は、新型コロナの蔓延で、多くの企業は経営状況が悪化しているが、12月24日までに約1カ月分の給与に相当するクリスマス手当を従業員に支給するよう強く要請した。

 また、経済状況が悪化し学業を継続することが困難になった学生には、政府が奨学金を支給する予定があると伝えたが、金額や時期は明言しなかった。

 新型コロナで経済が急速に悪化する中、フィリピンよりも豊かなタイで、大規模な反政府デモが起きているため、国民の不満を抑えたい意向が感じられる。

 多くの人が職を失ったり、出勤制限で所得が半減するケースも多い。政府は、給付金支給で支援を行っているが金額が足らず、食料品など生活必需品が購入できないとの不満の声も高まっており、マニラ首都圏など都市部では、犯罪率が上昇傾向にある。

 現在、新型コロナに感染している確認者数は48,040人。回復者は294,161人。死亡者6,497人。累計感染確認者は348,698人。
【編集 : Eula Casinillo】

この記事の関連ニュース