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【海外発!Breaking News】激痛を伴い顔に穴、潰瘍が広がる稀な疾患で苦しむ19歳女性に励ましの声「これを読んだ医師がいたら助けてあげて!」(英)

TechinsightJapan 2021年11月6日 21時50分

英ウェールズに住む19歳の女性は、原因不明の痛みを伴う顔の潰瘍で苦しんでいる。外出もままならないという女性が英メディアのインタビューに応じ、つらい現状を訴えた。『Liverpool Echo』『The Sun』などが伝えている。

英ウェールズのアンマンフォードに住むカースティン・コーウェルさん(Kirsten Cowell、19)は今年8月、顔の皮膚に小さな赤い隆起がいくつかできていることに気付いた。「2、3週間もすれば治るだろう」と放っておいたが、10月半ばには隆起した箇所が破れ、強い痛みを伴う潰瘍になった。

潰瘍は18か所にでき、どんどん大きく深くなると皮膚に穴が開いた。また時間の経過とともに患部が融合してより大きな潰瘍になり、皮膚が盛り上がって黒褐色になった。

母アリソンさん(Allison、47)は「娘の皮膚の傷の深さは2センチもあり、頬にある潰瘍は50ペンス硬貨(直径約27ミリ)ほどの大きさがあるのです。まるで銃で撃たれたようで、これほど酷い状態を見たことはありません」とうなだれる。

皮膚科医はカースティンさんが「壊疽性膿皮症(PG)」を患っているとみているが、カースティンさんが住むウェールズにはPGの専門医が2人しかおらず、まだ正式な診断は受けていない。

現在は母アリソンさんがつきっきりで世話をしており、カースティンさんは「2年半付き合っていたボーイフレンドには自分から別れを切り出したの」と明かすとこう続けた。

「彼とは一緒に暮らしていたけど、母の家に引っ越したわ。今の状態で彼にケアをしてもらうのはフェアではないし、自分の心の健康のためにもそのほうがいいと思ったの。」

「顔の状態が悪化してからは自分に自信が持てなくなってしまってね。自分に100%自信があったわけではないけど、今思えば以前の自分は十分に美しかったと思えるの。」

実はカースティンさん、ネイルテクニシャンになるためにカレッジで勉強する予定だったが、酷い痛みで外出することができず諦めている。また抗生物質とステロイドを処方されているものの、物を噛むと顔に激痛が走るため、スープやアイスクリーム、ヨーグルトなどしか口にできない状態だ。

アリソンさんは「娘は自信をなくし、自暴自棄になっています。シャワーをするのも怖がり、太陽光に晒されると悪化するため外出もできず、うつで生きていることが辛いようです」と述べており、精神状態についても心配しているという。

先月29日には広がった潰瘍を切除する手術を受け傷口の消毒もしたというカースティンさん。ただ傷口からは常に浸出液が出てくるためドレッシング材を当てており「私の顔はまるでナイフで刺されたようで、顔や頭を動かすだけで激痛が走ります。特に朝は痛みが酷いのです」と明かしている。

なおPGの本質的な原因は不明で、外傷や外的刺激がきっかけだったり、自己免疫の異常が関わっているとも言われている。

アリソンさんは「娘は怪我をした覚えはなく、免疫システムに異常があるわけでもありません。潰瘍の原因については全く見当もつきません」と溜息をつき、「この状態がいつまで続くのか…。娘が一刻も早く適切な治療が受けられるよう望んでいます」と切実な表情で語った。



ちなみにこのニュースでアリソンさんを知った人たちからは、次のようなコメントがあがっている。

「これは酷い。早く良くなりますように。」
「私も8年前にPGで顎に穴が開いた。一度は自信を失くしたけど、素晴らしい皮膚科医に出会い、今はほとんど傷がわからないまでになっている。しっかり治療を受け、希望を失わずに闘い続けて欲しい。」
「虫刺されが原因のこともあると聞いた。とにかく早く治療を受けて!」
「全身に広がることもあるようだよ。精神的なケアも必要だね。」
「病気に負けないで!」
「このニュースを読んだ医師がいたら、助けてあげて!」

画像は『The Sun 2021年11月3日付「NEVER ENDING PAIN Flesh-eating ulcers left me looking like I’ve been shot - I felt so ugly I dumped my boyfriend」(Credit: Kennedy News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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