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【海外発!Breaking News】スイカのようになったお腹を放置した女性 直径35cm、重さ7kgの卵巣嚢腫を摘出(豪)

TechinsightJapan 2022年4月23日 6時20分

オーストラリアに住む44歳の女性は今月、直径35センチ、重さ7キロの卵巣嚢腫の摘出手術を受けた。女性は体重増加や体型の変化に気付きながらも放置していたことで症状が悪化、「体の不調のサインに耳を傾けすぐに医師の診察を受けて!」と注意喚起した。『Metro』などが伝えた。

豪北部ノーザンテリトリーの州都ダーウィンに住む2児の母ジェイド・マーティンさん(Jayde Martin、44)は昨年のクリスマス、ワインボトルを持ったまま転び右手の神経と腱を痛めた。

体操競技組織のCEOとして活躍するジェイドさんは、乗馬をするなどアクティブだったものの「この怪我をきっかけに運動ができなくなった」と明かし、このように続けた。

「怪我以来、体重が増えてお腹が膨らみ始めましたが、仕事と手の怪我のことで頭がいっぱいでそのままにしていました。『太ったし、それほど問題はないだろう』と病院に行くこともなかったのです。ただ同僚らは『妊娠しているのでは?』と噂をしていたようです。」

ところが今年3月、職場の女友達と飲みに行った翌日のこと、ジェイドさんは腹部に耐えがたい痛みを感じて救急車を呼んだという。

ジェイドさんは当時のことをこのように振り返る。

「お腹が張ってガスが溜まり、腹部に激痛を感じて動けなくなりました。あんな痛みを感じたのは分娩の時だけで、『虫垂が破裂したに違いない』と思いました。」

「CTスキャンをした結果、左の卵巣に直径35センチの嚢腫があることが判明しました。腫瘍は腹部のほとんどを占めており、看護師らは『こんなに大きいのは今までに見たことがない』と驚いていました。」

「検査の後、医師に『腫瘍はがんの可能性もあり、摘出しなければならない』と告げられ、目の前に今までの人生が走馬灯のように駆け巡りました。私は『がんで死ぬんだな』とそんなことを考えていたのです。」



こうして2週間後の4月、腫瘍を摘出する手術が行われた。医師は手術中、ジェイドさんの右の卵巣にも腫瘍があることを発見し、子宮と虫垂を摘出した。左の卵巣の腫瘍は直径35センチ、重さ7キロと巨大なもので、手術は6時間を要した。



手術後は摘出された腫瘍の写真を見せてもらったそうで、「あまりの大きさにかなりの衝撃を受けました。腫瘍の周りに赤い帯状のものが巻かれているのですが、それが卵管であることを知り、『これなら酷い痛みがあって当然だ』と納得がいったものです」と溜息をつき、このように注意喚起した。

「病院には約1週間入院し、現在は自宅で療養しながら生体検査の結果を待っています。医師には『腫瘍はおそらく良性だろう』と言われていますが、今思えば、病気の兆候があったにもかかわらず病院に行かなかったことが残念でなりません。」

「実はここ1年半で、3人のGP(一般医)が子宮内避妊用具(IUD)の挿入を試みましたが失敗し、専門医に麻酔下で挿入してもらいました。また今年に入るとお腹が急激に膨らみ、『何かがおかしい』と思いつつも放置していたのです。」

「3月に医師の診察を受けてからは、日に日に腹部が大きくなっているように感じました。痛みも酷く、ベッドから起き上がることさえできませんでした。もし1年前に検査をしていたら、お腹の真ん中に大きくメスを入れたり、ここまで酷くなることもなかったと思うと本当に悔やまれます。」

「もし体の異常を感じたら、忙しいことを理由に先延ばしにせず、すぐに医師の診察を受けることをお勧めします。」

画像は『Metro 2022年4月21日付「Woman thought she had gained weight, but it was actually a watermelon-sized cyst」(Picture: Kennedy News and Media)』『The Mirror 2022年4月21日付「Mum who dismissed swollen tummy as weight gain had watermelon-sized ovarian cyst」(Image: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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