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【海外発!Breaking News】「あなたは美しい!」 パイナップル大の腕を持って誕生した娘(2)に伝え続ける母親(豪)

TechinsightJapan / 2024年4月14日 5時0分

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オーストラリアで2021年夏、左側上半身が肥大し、パイナップルと同じくらいの大きさの腕を持つ女児が誕生した。娘の姿を初めて見た両親は衝撃を受けたものの、明るくどんなことにも前向きに挑戦する娘に奮い立たされ、日々「あなたはとても美しい」と言葉をかけ続けているという。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えた。

豪クイーンズランド州ブリスベンに住むジェシー・キャンベルちゃん(Jessi Campbell、2)は2021年8月28日、左胸から腕、手指にかけての部位がパイナップル大に肥大した状態で誕生した。

母アマラさん(Amara、34)は、妊娠19週の超音波検査で「胎児の腕に大きな腫瘤がある」と指摘されたそうで、医師は当時、大小様々なリンパの袋(嚢胞)が寄り集まってコブ状の塊になる「リンパ管奇形」と考えていたという。

ところが当時、アマラさんと夫ジョナサンさん(Jonathan、35)は、腕の腫瘤がどんなものなのか想像すらできず、誕生した娘を目にした時の衝撃は大きかった。

アマラさんは「娘は体重3430グラムで生まれたのに、左胸から腕、手指にかけての重さだけで約1キロあった」と明かし、当時のことをこのように振り返った。

「実は分娩中、私は3リットルも失血し、誕生から3日後にやっと娘と対面することができたの。でも娘は体の左側の肥大が思っていたより酷くて、本当にショックだった。それに皮膚は濃い紫で、『これは大変ことになった』と恐ろしくなったのよ。」

「それでも娘は、地元のメイター小児病院に10日間入院後、帰宅できたの。ただ用意していた子供服はどれも合わなくてね。服は特注しなければならなかったわ。」



なおジョナサンさんはジェシーちゃんが退院後、すぐにクラウドファンディングサイト「GoFundMe」に専用ページを設置し、治療代や服などの寄付を募っており、娘が「クリッペル・トレノネー症候群」と診断されたことを明かしていた。

この疾患は先天性の血管奇形で、ジェシーちゃんのように片側の腕だけが過成長したり、四肢に大きな毛細血管奇形、静脈奇形、リンパ管奇形などを伴うという。そして成長するにつれて悪化し、進行すると患部の痛み 炎症、感染などの合併症が見られることがあり、根治は難しいそうだ。



そのためジェシーちゃんは生後間もなく、リンパ浮腫の症状改善のため弾性着衣で行う「圧迫療法」を始めたほか、薬も服用している。また変形した静脈に硬化剤を注入して静脈瘤を潰す「硬化療法」を2022年7月、2023年6月、2024年2月と3回受けており、左胸がわずかながら小さくなっているようで、今後も治療は継続するという。

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