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【海外発!Breaking News】「クマさんだ!」 無邪気に野生のクマにハグをしに行く2歳娘に母親は真っ青(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年5月31日 23時30分

このほどアメリカにて、自宅の庭で野生のクマを見つけた2歳女児が無邪気に駆け寄ってしまうという恐ろしいハプニングが起こった。すぐに気付いた母親が娘を抱えて家の中に走り込み事なきを得たが、一歩間違えれば大ケガに繋がる可能性もあった。この恐怖の瞬間を捉えた映像が『New York Post』などで公開されている。

「本当に怖かったですし、思わず口汚い言葉が出てしまいましたよ。」

そのように当時を振り返るのは、米ワシントン州レドモンド在住のサマンサ・マーティンさん(Samantha Martin)だ。ある日、家の中で家族一緒に映画を見ていたサマンサさんの娘であるジュニパーちゃん(Juniper、2)は、映画に飽きてしまったのか窓を開けて自宅の庭に出ていってしまった。日も暮れて周囲は真っ暗になっていたため、サマンサさんは歩いて追いかけながら「ジュニパー、戻っておいで」と声をかけた。

当時の様子を捉えた防犯カメラの映像には庭へ出て暗闇を見つめているジュニパーちゃんの姿が映っており、しばらくすると「キャッキャッ」と嬉しそうに両手を上げながら何かを追いかけていた。そしてサマンサさんがジュニパーちゃんに追いついた瞬間、「クマさんだ!」とジュニパーちゃんは耳を疑うような声をあげた。周囲が暗くて見にくいが、塀の上に黒いクマが歩いているのが確認できる。本物のクマを間近で見ることができたジュニパーちゃんは嬉しかったようで、ハグしに行こうとクマを追いかけていたのだ。

緊急事態に気がついたサマンサさんは「ジュニパー! 家の中に入りなさい!」と大慌てでジュニパーちゃんを抱き上げると、小脇に抱えるようにして猛ダッシュで家の中に走り込んだ。家に入った後にサマンサさんは咄嗟のことに驚いたようで、「クマの野郎が外にいたんだけど!」と思わず汚い言葉を発していた。

庭にいたクマは比較的小さくて子どもだったといい、「子どものクマよりもどこかに潜んでいるかもしれない母クマの方が心配でしたね。我が子のもとに人間2人が走り寄って行ったんですから」とサマンサさんは明かした。後日確認すると設置していた鳥の餌箱が壊されて中の餌が食い荒らされており、クマはこの餌を狙ってサマンサさんの自宅庭に現れたようだ。

ジュニパーちゃんは普段から本を読むのが好きで、特に動物図鑑を読むことが多く中でもクマが一番のお気に入りだという。「恐らくジュニパーは本で見た動物が目の前に現れて興奮したのだと思います」とサマンサさんはジュニパーちゃんの行動を推測した。



同地域では、毎年この時期になると冬眠から目覚めたクマが餌を探すために活動を始めるという。「ワシントン州魚類野生生物局(Washington Department of Fish and Wildlife)」ピュージェット湾地域の広報マネージャーのチェイス・ガンネルさん(Chase Gunnell)は「鳥の餌箱はクマや他の野生動物にとって魅力的なものです。特に春の時期はお腹を空かせたクマがカロリーを求めて餌を探し始めるので、鳥の餌箱の設置を止めることが重要です」と注意を促した。



5月23日にサマンサさんがTikTokに投稿した動画を見た人からは「女の子はテディベアとでも思ってしまったのかな? 無事でよかったよ」「お母さんは生きた心地がしなかっただろうな」「まるで子犬を見つけた時と同じような駆け寄り方をしているね」「幼児を育てている親は、一日の90%はこうして我が子を危険から守ってあげているんだよね」など多くのコメントが届いた。



なお今回のように我が子を守ろうとした時の母親の能力は素晴らしいもので、過去にはピューマに襲われた5歳息子を素手で何度も殴って撃退した母親が話題を呼んでいた。



画像は『New York Post 2022年5月27日付「Hero mom saves toddler from black bear: ‘I was cussing like a sailor’」(Samantha Martin via Storyful)』『Samantha Martin 2022年5月27日付Facebook「GUYS IT CAME BACK」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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