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愛犬と旅行、トラブルを防ぐ備え

JIJICO 2014年12月26日 10時0分

愛犬と信頼関係を作り、やってはいけない行動にストップ

最近は、ペットと泊まれる宿泊施設が増えてきました。年末年始、愛犬と宿に泊まって過ごす人もいるでしょう。

ホテルや旅館に宿泊する場合は、そこの規約を必ず守ることはいうまでもありません。ロビーや廊下などで吠えないように、他人や他犬に吠えないように社会性を身につけさせておきましょう。そして、やってはいけない行動を必ずストップさせられるように、旅行に出かける前から愛犬としっかりした信頼関係を作り、コミュニケーションをとれるようにしておくことが大切です。

また、宿にはトイレシーツなどが常備されているはずですので、部屋で粗相したり、マーキングなどをしたりしないように、普段からトイレシーツで排泄させるようにしましょう。また、未去勢でマーキングをよくする場合は、マナーベルトをして部屋を汚さないように気をつけましょう。

食堂へ連れていく場合は、椅子に座った飼い主の足元で大人しく待つ練習をしておく必要があります。施設によっては食堂などに連れていけない場合もありますが、そんな時は、部屋でクレート待機させなければいけません。飼い主がいなくなっても騒がないでいられるようにしておきましょう。

遠出をする場合は、交通機関や車に短い時間でも乗せて近場で練習

しかし、これらのこと以前に大切なことは、愛犬が環境の変化に大きなストレスを抱えないでいられるかどうかです。宿だけでなく、宿に着くまでの交通機関や車にも慣れていないと、体調を崩してしまう場合もあります。

もし、遠出をする予定があれば、それまでに近場へ短い時間でも乗せて、愛犬が喜ぶ場所へ何度か連れていくようにして、交通機関や車の中でも平気でいられるようにしておきましょう。

そして、長時間かけて移動する場合は、休憩を頻繁にとる必要があります。渋滞などで休憩が思うようにとれなくなる場合もあるため、年末年始に出掛ける際は、できる限りピークの時間帯を避けて移動するようにしましょう。

愛犬と楽しく旅行するためには、社会化トレーニングが欠かせない

愛犬と楽しく旅行するためには、やはり子犬の頃からの社会化トレーニングで社会性を身につけさせておくことが不可欠です。

様々なものに対して過剰に警戒しないようにしたり、新しい環境に過度に緊張したりしないようにしておくこと。そして、排泄を決まった場所でするなど、日常の基本的なマナーを身につけさせておくこと。そして何より、飼い主が愛犬ときちんとコミュニケーションがとれる関係を築いておくことが欠かせません。

(洲崎 ゆかり/ドッグトレーナー)

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