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「夫がネットで誰かに貢いでる?」問い詰めた夫の口から衝撃の事実が/結婚人気記事BEST

女子SPA! 2024年4月18日 15時47分

 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「結婚」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2021年3月30日 記事は取材時の状況)

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 最近よく聞く「クラウドファンディング」などのサービス。応援したい人やお店などをお金で支援するというものですが、中でもとくに個人を支援するものを「パトロンサービス」と呼ぶこともあります。このパトロンサービスをめぐり、夫に激怒してしまった女性がいました。

◆夫のクレジットカードから不審な引き落としを発見

 友梨香さん(仮名・33歳)は、結婚して2年目の専業主婦。夫の靖幸さん(仮名・35歳)とは友人の紹介で知り合い結婚し、これまで大きなトラブルなく過ごしていました。結婚してから仕事を辞めた友梨香さんは、毎月決まった額を靖幸さんから渡されて、その他は将来のために貯金することになっていたそう。

「生活に困らない額はもらっていたので不自由したこともないのですが、貯金は任せていたので若干不安に感じることもありました。そんな時に、彼の部屋を掃除していると、たまたまクレジットカードの明細書を見つけてしまったんです。そこで少し気になる項目があって…」

 初めて見る靖幸さんのクレジットカードの明細書。謎の2万5000円が引き落とされており、友梨香さんは不思議に思って同じ場所にあった他の明細書も確認してみたのです。

「最新の明細書からさかのぼって半年くらい、毎月必ず1万円から多い時で5万円強の引き落としが同じ会社からされていたんです。何か物を買っている様子もないですし、確認したらそのあたりから明らかに貯金に回している額も減っていたので、おかしいと思って直接確認してみました」

◆Hな言葉をささやく動画

 靖幸さんに問いただすと、初めは適当にはぐらかされてしまったそう。しかしそこに怪しさを感じた友梨香さんは激しく追及。ついに靖幸さんから真実が語られることになりました。

「よくわからないんですがパトロンサービス?とかいうネットのサービスを使って、イラストレーター兼声優をしているお気に入りの女性に毎月お金を払って、特別なサービスを受けていたんです。

 たとえば5,000円を払うと旦那の名前を読んでちょっとHな言葉をささやく動画をもらえるとか、追加で5,000円を払うと3分間通話ができるとか…お金を払っていたとしても、知らない女とこそこそ話したり名前を呼ばせて楽しむなんて浮気ですよ! 信じられません」

 クリエイターなどを支援するという名目のパトロンサービスは、いくつかのサイトがありますが、中にはエロティックな目線で投げ銭をする人もいるのです。

◆アカウントとデータを削除させた

 靖幸さんの話を聞いてブチギレた友梨香さんは、これまでにパトロンサービスで靖幸さんが得ていた動画や音声などを提出させ、それらをすべて義実家とのグループLINEに投稿。浮気だと告発し、友梨香さん自身は実家へと帰省する事態になりました。

「義実家と私はそこそこ仲良くしていたので、まずLINEで義母から謝罪が来て、その週末に義実家から旦那と旦那の両親が私の実家まで謝罪に来ました。離婚はしたくないと旦那が謝罪してきましたし、義父も義母もすごく謝ってくれていたので、私からの条件を飲んでもらうことで納得しました」

 靖幸さんは自分の両親と妻、そして妻の両親に囲まれながら、パトロンサービスのサイトのアカウントを削除しました。そして、友梨香さんから提示された条件である「二度とクリエイターと連絡を取らない」「スマホを妻がチェックする」「クレカで3万円以上の支払いをする際は事前相談を徹底する」などを念書に書かせ友梨香さんは謝罪を受け入れました。

◆私が悪いの? 「推してただけなのに…」と夫

「その日はそのまま旦那と2人で自宅に戻る事になったんですが、旦那はすっかりしょげている様子でした。でも帰り道に『あれは推して楽しんでいただけで、浮気とは違う。愛しているのはお前だけだよ』と言ってきたんです。その言葉に、本当に反省しているのか?と、またキレそうになってしまいました」

 しかしそこで友梨香さんはふと我に返り「推し」という言葉について考えたそう。

「私には好きなアイドルとかもいなくて、旦那の言う『推し』という感覚がわからないんです。そんな私が、ただ楽しんでいただけの旦那を過剰に怒って楽しみを奪ってしまったのかも…と思うとだんだん不安になってきてしまって。でも知らない女にお金を貢ぐなんてムカつくのでやっぱりもう絶対やめてほしいです」

 友梨香さんなりに靖幸さんの行動を理解しようとしましたが、やはりモヤモヤが募るばかり。女性クリエーターを支援するのはいいけれど、妻に内緒で、Hな言葉をささやく動画にお金を払っていたとなると、モヤモヤするのは当然でしょう。

 でも、それ以降靖幸さんはパトロンサービスを使用している形跡もなく、何か大きな買い物をする際は必ず友梨香さんに相談してくれるようになり不満や不安を抱えることはなくなったそうです。

―私がブチ切れた瞬間―

<文/大杉沙樹>

【大杉沙樹】
わんぱく2児の母親というお仕事と、ライターを掛け持ちするアラフォー女子。昨今の情勢でアジアに単身赴任中の夫は帰国できず。家族団欒夢見てがんばってます。

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