＜コンサートを楽しんでいた人たちの日常は、降り注ぐ銃弾によって切り裂かれた＞
米ネバダ州ラスベガスで10月1日夜（現地時間）に発生した銃乱射事件は、事件発生当初は2人と報道された死者が59人、負傷者は600人にまで膨らみ、アメリカ史上最悪の被害を出している。
容疑者スティーブン・パドック (64)は自殺、テロ組織ISIS（自称イスラム国、別名ISIL）が犯行声明を出す（FBIは関与を否定）など、依然として事態は混乱の最中にあるが、一夜明け、徐々に明らかになってきた被害の状況には胸が痛むばかりだ。59人のうちのほんの一部だが、犠牲者たちの人となりを紹介したい。
■デニス・バーディタス
ウェストバージニア州からこのコンサートに参加していた彼女は、夫の腕の中で息を引き取った。32年間連れ添った夫のトニー・バーディタスのフェイスブック投稿によると、彼女には2人の息子がおり、近々5人の孫の祖母になる予定だった。
This is Denise Burditus. She died in the arms of her husband Tony. They had been married for 32 years. She was from West Virginia. pic.twitter.com/KetX2GmOa8— KSᴛʀᴇᴇᴛHɪᴘsᴛᴇʀ (@KStreetHipster) 2017年10月3日
■キャリー・バーネット
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークで10年に渡って調理員として活躍した。
Disney CEO Bob Iger Confirms Death of Disneyland Employee, Carrie Barnette, in Las Vegas Shooting: 'She Was Beloved' https://t.co/y9cckDaRCB— People (@people) 2017年10月3日
これを受け、ウォルト・ディズニー・ カンパニーのロバート・アイガーCEOは声明を発表。「無分別で恐ろしい行為は、大きすぎる損失を出した。ディズニーファミリーの素晴らしいメンバー、キャリー・バーネットに追悼の意を表する」
A senseless, horrific, act, and a terrible loss for so many. We mourn a wonderful member of the Disney family: Carrie Barnette. Tragic.— Robert Iger (@RobertIger) 2017年10月3日
■ベイリー・シュバイツァー
インフィニティ・コミュニケーション・アンド・コンサルティング社で働いていたシュバイツァーは、銃弾に倒れた。同社は声明で「彼女は職場で太陽のような存在だった」と、突然の死を惜しんだ。
Bailey Schweitzer, 20, was a member of the Valley Bible Fellowship Church and helped run her family's business. #LasVegasShooting pic.twitter.com/b4b1Nlx9KT— Jake Tapper (@jaketapper) 2017年10月3日
■ネイサ・トンクス
ラスベガスに拠点を置くIT企業テクノロントに勤めていた。テクノロントはトンクスを「偉大な母親で、同僚、そして友人であった」とコメント。3人の息子を残して亡くなった。
In Memory Of Neysa Tonks https://t.co/y80rRXxKFP @CiscoPartners— Nirav Sheth (@nsheth_ahimsa) 2017年10月3日
■クリス・ロイバル
南カリフォルニア在住のロイバルは、アフガニスタンに派兵された経験を持つアメリカ海軍のベテラン。胸を撃たれたという。
"He got shot in the chest." Chris Roybal survived war in Afghanistan but lost his life in #LasVegas https://t.co/vsNoAucvcD pic.twitter.com/lsp9L3Z221— ABC7 Eyewitness News (@ABC7) 2017年10月3日
■ハンナ・アーラーズ
カリフォルニア州ムリータで夫と3人の子供と暮らしていた彼女は、頭に銃弾を受けた。35歳の若さだった。
Hannah Ahlers,35. Mother of 3. Ome friend writing "leaving behind a loving husband and three children. You will be missed Hannah Ahlers" pic.twitter.com/OpwVfJL2EX— Carlos (@Cee_Low9) 2017年10月3日
■アンジェラ・ゴメス
カリフォルニア州のリバーサイド・ポリテクニック・ハイスクールを2015年に卒業したばかりのゴメス。同校は、乱射事件で卒業生が亡くなったことを認めている。
Pls help Honor my friend Angie She was too amazing, funny, talented, beautiful & young to be takenhttps://t.co/gSXh4uvoqP #LasVegasStrong— Shelby Beth Music (@ShelbyBeth_) 2017年10月3日
■レイチェル・パーカー
警察当局によると、カリフォルニア州マンハッタン・ビーチ警察署に所属する警察官2人が、乱射事件に巻き込まれた。このうち記録技師のパーカーは搬送先の病院で死亡したと発表。パーカーは10年間勤務しており、「彼女を亡くしたことは我々にとって大きな損害だ」と当局は悔んだ。もう一人の警察官は軽傷だった。
Manhattan Beach Ca. Police Department Records Technician Rachel Parker died in the hospital, police said. Shot at Las Vegas Concert pic.twitter.com/ZNaX55UXiL— Blue Lives Matter (@RetiredNYCPD) 2017年10月3日
■ダナ・ガードナー
52歳のガードナーは、3人の娘たちとコンサート会場で銃撃に遭った。ABCニュースによれば、娘たちは無傷で生還した。
Some victims of the Las Vegas Massacre identified.Dana Gardner was with her daughter when she was killed: https://t.co/rqX92g4bMp pic.twitter.com/OIFdRASUme— ABC13 Houston (@abc13houston) 2017年10月3日
【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガリニューアル！
ご登録（無料）はこちらから＝>>
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
米ネバダ州ラスベガスで10月1日夜（現地時間）に発生した銃乱射事件は、事件発生当初は2人と報道された死者が59人、負傷者は600人にまで膨らみ、アメリカ史上最悪の被害を出している。
容疑者スティーブン・パドック (64)は自殺、テロ組織ISIS（自称イスラム国、別名ISIL）が犯行声明を出す（FBIは関与を否定）など、依然として事態は混乱の最中にあるが、一夜明け、徐々に明らかになってきた被害の状況には胸が痛むばかりだ。59人のうちのほんの一部だが、犠牲者たちの人となりを紹介したい。
■デニス・バーディタス
ウェストバージニア州からこのコンサートに参加していた彼女は、夫の腕の中で息を引き取った。32年間連れ添った夫のトニー・バーディタスのフェイスブック投稿によると、彼女には2人の息子がおり、近々5人の孫の祖母になる予定だった。
This is Denise Burditus. She died in the arms of her husband Tony. They had been married for 32 years. She was from West Virginia. pic.twitter.com/KetX2GmOa8— KSᴛʀᴇᴇᴛHɪᴘsᴛᴇʀ (@KStreetHipster) 2017年10月3日
■キャリー・バーネット
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークで10年に渡って調理員として活躍した。
Disney CEO Bob Iger Confirms Death of Disneyland Employee, Carrie Barnette, in Las Vegas Shooting: 'She Was Beloved' https://t.co/y9cckDaRCB— People (@people) 2017年10月3日
これを受け、ウォルト・ディズニー・ カンパニーのロバート・アイガーCEOは声明を発表。「無分別で恐ろしい行為は、大きすぎる損失を出した。ディズニーファミリーの素晴らしいメンバー、キャリー・バーネットに追悼の意を表する」
A senseless, horrific, act, and a terrible loss for so many. We mourn a wonderful member of the Disney family: Carrie Barnette. Tragic.— Robert Iger (@RobertIger) 2017年10月3日
■ベイリー・シュバイツァー
インフィニティ・コミュニケーション・アンド・コンサルティング社で働いていたシュバイツァーは、銃弾に倒れた。同社は声明で「彼女は職場で太陽のような存在だった」と、突然の死を惜しんだ。
Bailey Schweitzer, 20, was a member of the Valley Bible Fellowship Church and helped run her family's business. #LasVegasShooting pic.twitter.com/b4b1Nlx9KT— Jake Tapper (@jaketapper) 2017年10月3日
■ネイサ・トンクス
ラスベガスに拠点を置くIT企業テクノロントに勤めていた。テクノロントはトンクスを「偉大な母親で、同僚、そして友人であった」とコメント。3人の息子を残して亡くなった。
In Memory Of Neysa Tonks https://t.co/y80rRXxKFP @CiscoPartners— Nirav Sheth (@nsheth_ahimsa) 2017年10月3日
■クリス・ロイバル
南カリフォルニア在住のロイバルは、アフガニスタンに派兵された経験を持つアメリカ海軍のベテラン。胸を撃たれたという。
"He got shot in the chest." Chris Roybal survived war in Afghanistan but lost his life in #LasVegas https://t.co/vsNoAucvcD pic.twitter.com/lsp9L3Z221— ABC7 Eyewitness News (@ABC7) 2017年10月3日
■ハンナ・アーラーズ
カリフォルニア州ムリータで夫と3人の子供と暮らしていた彼女は、頭に銃弾を受けた。35歳の若さだった。
Hannah Ahlers,35. Mother of 3. Ome friend writing "leaving behind a loving husband and three children. You will be missed Hannah Ahlers" pic.twitter.com/OpwVfJL2EX— Carlos (@Cee_Low9) 2017年10月3日
■アンジェラ・ゴメス
カリフォルニア州のリバーサイド・ポリテクニック・ハイスクールを2015年に卒業したばかりのゴメス。同校は、乱射事件で卒業生が亡くなったことを認めている。
Pls help Honor my friend Angie She was too amazing, funny, talented, beautiful & young to be takenhttps://t.co/gSXh4uvoqP #LasVegasStrong— Shelby Beth Music (@ShelbyBeth_) 2017年10月3日
■レイチェル・パーカー
警察当局によると、カリフォルニア州マンハッタン・ビーチ警察署に所属する警察官2人が、乱射事件に巻き込まれた。このうち記録技師のパーカーは搬送先の病院で死亡したと発表。パーカーは10年間勤務しており、「彼女を亡くしたことは我々にとって大きな損害だ」と当局は悔んだ。もう一人の警察官は軽傷だった。
Manhattan Beach Ca. Police Department Records Technician Rachel Parker died in the hospital, police said. Shot at Las Vegas Concert pic.twitter.com/ZNaX55UXiL— Blue Lives Matter (@RetiredNYCPD) 2017年10月3日
■ダナ・ガードナー
52歳のガードナーは、3人の娘たちとコンサート会場で銃撃に遭った。ABCニュースによれば、娘たちは無傷で生還した。
Some victims of the Las Vegas Massacre identified.Dana Gardner was with her daughter when she was killed: https://t.co/rqX92g4bMp pic.twitter.com/OIFdRASUme— ABC13 Houston (@abc13houston) 2017年10月3日
【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガリニューアル！
ご登録（無料）はこちらから＝>>
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部