Infoseek 楽天

エクセルソフト、ソフトウェアデザインツールの最新版「Axure RP 10」を販売

週刊BCN+ 2021年8月3日 16時0分

 エクセルソフトは、米Axure Software Solutionsが提供するソフトウェアデザインツールの最新版「Axure RP 10」の販売を8月2日に国内で開始した。

 Axure RP 10は、Windows、Mac、モバイルデバイス向けにインタラクティブ型ラピッドプロトタイピングツールとしてコーディングなしで、ソフトウェアのGUI、UX、ウェブサイトの画面などをデザインし、ソフトウェアのプロトタイプが作成できる。シンプルなクリック操作によって高度な機能をプロトタイプに実装できるため、完成品に近いプロトタイプを素早く簡単に作成することができる。

 誰にとってもシンプルで見やすいデザインで、デザイナー、エンジニア、顧客がソフトウェアの開発を密接に進めることができ、早期段階で顧客からのフィードバックを開発プロジェクトに反映し、プロジェクト全てにかかわる関係者が満足できるデザインの制作が可能となる。

 最新版の主な新機能として、マウス、タッチ、キーボードのイベントを利用し、本物のアプリと同じようなインタラクティブなプロトタイプが作成できる。また、If-then-elseなどの条件付きロジックを埋め込むことによって、異なるシナリオでのアプリの動作を確認することができる。

 テキストフィールド、ドロップリスト、ラジオボタンなどをドラッグ&ドロップで操作し、実際に動作するフォームの作成が可能。マルチステートのダイナミックパネルを使用し、ポップアップからスクロール、スワイプ可能なモバイル画面まで、さまざまなものを作ることができる。

 データ駆動型インターフェースを提供。リピータウィジェットを使用し、ダイナミックにソートやフィルタリングができるデータ駆動型のテーブルやグリッドを作成することができる。また、アダプティブビューでは、デスクトップ、タブレット端末、スマートフォン向けのデザインを一つのページで作成し、端末の解像度によって自動的に適切な表示を行う。

 ボタンをクリックすると、RP UXプロトタイプをAxure Cloudに即座に公開し、チームで共有、テスト、フィードバックを収集して、SlackやMicrosoft Teamsの統合機能を使って通知を行うことができる。

 価格は、Axure RP 10 Pro Editionが年間サブスクリプションライセンス4万7850円、Axure RP 10 Team Editionが同8万300円、Axure RP 10 Enterprise Editionが同18万9420円。なお、ライセンスは、Named User(特定ユーザー)単位。Named User 1人につき、1ライセンスが必要だが、1ライセンスでWindowsやMacに関係なく複数のコンピューター上で製品を使用できる。

この記事の関連ニュース