イスラエル防空網、イランの攻撃に準備万全 米が攻撃間近と警告

米ホワイトハウス高官は１日、イランがイスラエルに対して弾道ミサイル攻撃を行う差し迫った兆候があると明らかにした。 写真はイスラエル軍のハガリ報道官。４月撮影（２０２４年　ロイター/Amir Cohen）

[ワシントン／エルサレム １日 ロイター] - 米ホワイトハウス高官は１日、イランがイスラエルに対して弾道ミサイル攻撃を行う差し迫った兆候があると明らかにした。 

これを受け、イスラエル軍のハガリ報道官は現時点で脅威は確認されていないとしつつも、同国の防空システムはイランからのいかなる攻撃に対しても完全に準備が整っていると言明した。

米高官は、イランの対イスラエル攻撃が実施されれば、イランが４月にイスラエルの特定の標的に対し無人機（ドローン）とミサイルを発射した攻撃と同規模もしくはそれを上回る規模になる可能性があるという認識を示した。ただこの評価は初期の兆候に基づくもので、確実なことは言えないと述べた。

さらに、「イランがイスラエルに直接軍事攻撃を行えば、イランに深刻な結果を招くだろう」としたほか、米国はこの攻撃からイスラエルを守るための防衛準備を積極的に支援していると述べた。

ハガリ報道官も、イスラエルと同盟国は十分な準備態勢を整えており、イランからのいかなる攻撃も結果を伴うとけん制した。

イランの国連代表部からはコメントを得られていない。