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バークシャー、3年ぶり対面株主総会 アクティビジョンなど巨額投資

ロイター / 2022年5月1日 14時12分

 投資会社バークシャー・ハザウェイは30日、年次株主総会を開いた。写真は、会場に飾られたウォーレン・バフェットCEOのイラスト(2022年 ロイター/Scott Morgan)

[オマハ(米ネブラスカ州) 30日 ロイター] - 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイは30日、年次株主総会を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け2年連続でオンラインでの開催を余儀なくされていたが、3年ぶりの対面での開催となった。

バフェット氏は、石油メジャー米シェブロンやゲーム大手アクティビジョン・ブリザードの株式を買い増したと発表。両銘柄の持ち分は合わせて6倍近くに増加し、310億ドル超となった。

同時に発表したバークシャーの第1・四半期決算では、営業利益が70億4000万ドルとほぼ横ばい。傘下事業の多くが、新型コロナの変異株がもたらしたサプライチェーン(供給網)の混乱や、ロシアのウクライナ侵攻、インフレに伴うコスト上昇に持ちこたえたとしている。

バークシャーは第1・四半期に、株式への投資に510億ドルを支出した。手元現金は400億ドル超減少し、1060億ドルとなった。

バフェット氏は、バークシャーには保険など現金を生み出す事業が数多くあるとし、手元現金が枯渇することはないと強調。「当社にはいつも潤沢な現金がある。酸素のようなもので常にそこにある」とした。

ウクライナ紛争が核戦争に発展すると思うか、との株主からの質問に対しては、バフェット氏は「可能性は極めて低い」としつつ「世界情勢は日々変化している。バークシャーはその質問への答えは持っていない」と述べた。

バフェット氏はまた、株式市場は時にカジノやギャンブルのパートナーに似ていると述べ「ウォールストリート(米大手金融機関)に助長される形で、ここ数年はこうした傾向が顕著だった」などと指摘した。

株主総会では、ダイバーシティー(多様性)や気候変動リスクへの対応に関する情報開示拡大を義務付ける議案を否決。バフェット会長兼最高経営責任者(CEO)に会長職退任を求める株主提案も否決した。

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