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米国株式市場=ダウ・S&Pが下落、製造業統計受け利下げ時期巡り懸念

ロイター / 2024年4月2日 6時32分

米国株式市場は下落して取引を終えた。市場予想を上回る米製造業統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ時期を巡る懸念が重しとなった。(2024年 ロイター/Caitlin Ochs)

Chibuike Oguh

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が下落して取引を終えた。市場予想を上回る米製造業統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ時期を巡る懸念が重しとなった。

米供給管理協会(ISM)が発表した3月の製造業景気指数は50.3と、前月の47.8から上昇し、拡大を示す50を2022年9月以来、1年半ぶりに上回った。ロイターがまとめた市場予想は48.5だった。

ハイテク株が中心のナスダック総合は小幅高で終了。S&Pの情報技術セクターも上昇した。フィラデルフィア半導体株指数は1.2%高。

トゥルーイスト・ウェルスのチーフ市場ストラテジスト、キース・ラーナー氏は「依然として経済がある程度堅調で、PMIデータが上向き始めているのなら、利回りに上昇圧力がかかる可能性がある」と指摘した。

米10年債と2年債の利回りは製造業統計を受けて一時約2週間ぶりの水準に上昇した。

CMEのフェドウオッチによると、米金利先物市場では6月の利下げ確率が58%と、1週間前の約64%から低下した。

週内にFRB当局者の多くが講演を予定しており、政策に関するさらなる手掛かりが得られる見込みだ。5日には米雇用統計も発表される。

S&P主要セクターは大方が下落。不動産、ヘルスケア、公益事業の下げが目立った。原油価格の上昇に伴い、エネルギーセクターは上昇した。

個別銘柄では通信大手AT&Tが0.6%下落。顧客情報が2週間前にダークウェブ(闇サイト)へ流出したため調査中だと発表した。

米取引所の合算出来高は102億2000万株。直近20営業日の平均は120億株。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.90対1の比率で上回った。ナスダックでも1.73対1で値下がり銘柄が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 39566.85 -240.52 -0.60 39807.93 39815.00 39491.22

前営業日終値 39807.37

ナスダック総合 16396.83 +17.37 +0.11 16397.05 16490.65 16327.89

前営業日終値 16379.46

S&P総合500種 5243.77 -10.58 -0.20 5257.97 5263.95 5229.20

前営業日終値 5254.35

ダウ輸送株20種 16031.57 -180.05 -1.11

ダウ公共株15種 875.05 -7.19 -0.81

フィラデルフィア半導体 4962.10 +56.89 +1.16

VIX指数 13.65 +0.64 +4.92

S&P一般消費財 1476.47 -9.02 -0.61

S&P素材 583.67 -1.49 -0.25

S&P工業 1058.31 -8.40 -0.79

S&P主要消費財 807.99 -6.24 -0.77

S&P金融 696.94 -4.38 -0.63

S&P不動産 243.76 -4.40 -1.77

S&Pエネルギー 726.95 +5.71 +0.79

S&Pヘルスケア 1708.85 -15.12 -0.88

S&P通信サービス 288.43 +4.14 +1.45

S&P情報技術 3829.66 +8.61 +0.23

S&P公益事業 331.34 -2.15 -0.64

NYSE出来高 8.77億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 40025 + 155 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 39985 + 115 大阪比

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