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物価の一時的な高進「望ましい」、労働市場に重点=NY連銀総裁

ロイター / 2020年9月3日 2時3分

米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は2日、2%超のインフレを容認する連邦準備理事会(FRB)の新戦略は物価安定と最大雇用の二大目標を達成するFRBの能力を強化するとの認識を示した。ワシントンのFRB本部で昨年3月撮影(2020年 ロイター/Leah Millis)

[2日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は2日、世界的な低金利環境によって金融政策を通じた景気刺激が一層困難になっているものの、2%超のインフレを容認する連邦準備理事会(FRB)の新戦略は、物価安定と最大雇用の二大目標を達成する上でFRBの能力を高めるとの認識を示した。

FRBは先週、新型コロナウイルスの影響で世界的に雇用と物価の下方リスクが高まる中、インフレ率が「一時的に」2%を上回ることを容認し、長期的に平均2%の目標達成を目指すほか、最大雇用の確保を図る新たな戦略を発表した。

ウィリアムズ総裁は「戦略の変更は、中立金利が非常に低い水準にある中、FRBの二大責務を達成するわれわれの能力を強化し、著しく高める」とした上で、平均インフレ目標の達成に向け物価の一時的な高進が「望ましい」と明言。これまでは物価が2%目標に到達しても、目標水準を維持することが困難だったと認めた。

また新戦略は、先行きのインフレに配慮するという従来の姿勢に終止符を打ち、労働市場の支援に重点を置くものだと強調した。

新戦略を実際の金融政策にどのように反映させるかについては「今後の状況にもよる」とする一方、特定の失業率の水準ではなく、指標のレンジが焦点になるとした。金利については当面、低水準にとどまる見込みとした。

*内容を追加しました。

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