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中国、海外クリーンテックに1000億ドル超投資 関税回避で=報告書

ロイター / 2024年10月2日 15時2分

10月2日、豪調査団体クライメート・エナジー・ファイナンス(CEF)は公表した報告書で、中国企業による海外のクリーンエネルギー技術プロジェクトへの投資が2023年初め以降で1000億ドルを超えたと指摘した。米国などの関税を回避するのが狙いという。写真は中国・湖北省で2013年9月撮影(2024年 ロイター)

[シンガポール 2日 ロイター] - 豪調査団体クライメート・エナジー・ファイナンス(CEF)は2日公表した報告書で、中国企業による海外のクリーンエネルギー技術プロジェクトへの投資が2023年初め以降で1000億ドルを超えたと指摘した。米国などの関税を回避するのが狙いという。

中国はソーラーパネル、リチウム電池、電気自動車(EV)などの世界最大の生産・輸出国で、その投資、技術革新、製造能力は「驚くべき差」で世界をリードしているとした。

同国は世界のEV輸出の32.5%、リチウム電池では24.1%、ソーラーパネルについては78.1%を占めているが、巨大な余剰生産能力を利用して市場に製品をあふれさせ、価格を押し下げて競合他社を弱体化させているとの懸念が出ている。

CEFのアナリストで報告書を共同執筆したXuyang Dong氏は「中国の民間企業による投資は、主に貿易障壁を回避する必要性が背景にある」と分析。

欧州連合(EU)が提案する関税を回避するため、EV大手の比亜迪(BYD)がトルコに10億ドルの工場を建設しているほか、車載電池の寧徳時代新能源科技(CATL)もドイツやハンガリーなどで工場を検討していると指摘した。

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