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インドネシアCPI、9月は+2.28%に鈍化 22年2月以来の低水準

ロイター / 2023年10月2日 15時20分

インドネシア統計局が2日発表した9月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比2.28%と8月の3.27%から鈍化し、ロイターがまとめたエコノミストの予想(2.20%)とおおむね一致した。写真は1月2日、ジャカルタで撮影(2023年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana)

[ジャカルタ 2日 ロイター] - インドネシア統計局が2日発表した9月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比2.28%と8月の3.27%から鈍化し、2022年2月以来の低水準を記録した。ロイターがまとめたエコノミストの予想(2.20%)とおおむね一致した。

中央銀行の今年の目標レンジである2─4%の下限付近となった。比較対象の前年水準が高かったことによるベース効果が要因。

統制価格や変動の激しい食品価格を除くコアインフレ率も前月の2.18%から2.00%に鈍化した。市場予想は2.08%。

インドネシアのインフレ率は昨年9月、政府が補助金付き燃料の価格を引き上げたことを受け、6%近くまで上昇した。

物価上昇圧力を抑えるため、中銀は昨年8月から今年1月にかけて計225ベーシスポイント(bp)の利上げを実施した。

中銀のインフレ目標は来年、1.5─3.5%に引き下げられる。

DBS銀行のエコノミスト、ラディカ・ラオ氏はインフレ鈍化は完全にベース効果によるものだったと指摘。中銀にとって安心材料となるが、ルピア安を踏まえすぐに金融緩和策を講じることはないと予想した。

一方、インドネシア国民の大半が主食とするコメの小売価格は前年比18.44%上昇に加速。統計局は雨量が通常より少ないことが生産量に響き、供給逼迫を招いたと説明した。

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