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欧州の半導体業界団体、EUに追加支援訴え 「半導体特使」提案

ロイター / 2024年9月3日 13時3分

 欧州の主要半導体業界団体であるESIAは2日、欧州連合(EU)に対し、業界支援を加速し、半導体法の改訂版「欧州半導体法2.0」を策定すべきだとの考えを示した。写真は2022年2月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo/Illustration)

Toby Sterling

[アムステルダム 2日 ロイター] - 欧州の主要半導体業界団体であるESIAは2日、欧州連合(EU)に対し、業界支援を加速し、半導体法の改訂版「欧州半導体法2.0」を策定すべきだとの考えを示した。

同団体は声明で、新たな欧州委員会の下、半導体分野の政策は輸出規制を減らし、欧州企業が既に優位性を維持している分野に重点を置くべきだとし、半導体業界の支援をより迅速に行うべきだと述べた。

「半導体に対する産業政策全般の取り組みを担当する専任の『半導体特使』が必要だ」と指摘した。

同団体は半導体メーカーのインフィニオン、STマイクロエレクトロニクス、 ASMLなどを代表する。

2023年に成立した半導体法下でEUは30年までに世界の半導体市場における欧州のシェアを20%に引き上げることを目指している。

ESIAは輸出政策について、技術を保護し、安全を確保する必要性を認識しているとした上で「制限的・保護的措置に頼る防御的アプローチではなく、支援とインセンティブに基づいた経済安全保障へのより積極的なアプローチが必要だ」と指摘した。

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