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日経平均は3日ぶり小反落、米経済指標控え上値追いには慎重

ロイター / 2024年9月3日 15時28分

 9月3日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比14円56銭安の3万8686円31銭と、3営業日ぶりに小幅に反落して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Hiroko Hamada

[東京 3日 ロイター] -

東京株式市場で日経平均は、前営業日比14円56銭安の3万8686円31銭と、3営業日ぶりに小幅に反落して取引を終えた。為替の円安進行が支えとなり、前場には200円超上昇する場面もあったが、次第に利益確定売りも出て後場は一進一退となった。今週は重要な米経済指標の公表が多く、内容を見極めたいとの思惑で上値追いには慎重な様子が確認された。

日経平均は前営業日比44円高と小幅高でスタートした後、上げ幅を広げ、前場中ごろに一時266円高の3万8967円56銭まで値上がりした。ドルが146円台半ば─147円台前半のレンジで推移する中、円安が好感された。一方、次第にドルが下落すると日本株も上値の重さが意識され、後場には119円安となる場面もあった。物色動向としては、銀行や保険など金融株が買われた一方、ハイテク株の一角が軟調だった。

フィリップ証券のアナリスト・笹木和弘氏は「今晩は米供給管理協会(ISM)製造業景況指数、週後半には雇用関連の指標の発表が相次ぎ、市場はやや身構えている。いったん利益を確定しようとする動きも出たようだ」と話した。8月の株価急落時には、米景気後退懸念が広がったことや急激な円高進行が投資家心理を冷やしたため、今回も警戒感がくすぶっているという。

目先の株式相場については「米大統領選挙を控え、秋以降はさらに不透明感が高まりやすく、積極的にポジションを取りづらい状況は続くのではないか」(笹木氏)との指摘があった。

TOPIXは0.64%高の2733.27ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.64%高の1406.75ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は3兆3167億1500万円だった。東証33業種では、銀行、保険、陸運など23業種が値上がり。海運、非鉄金属、機械など10業種は値下がりした。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.94%高の680.57ポイントと、反発した。

個別では、レーザーテックが3%超安、東京エレクトロンが1%超安、アドバンテストが2%超安と、ハイテク株が軟調だった。指数寄与度の大きいソフトバンクグループは小幅安、ファーストリテイリングは小幅高。前日に決算を発表した伊藤園は3%安だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり1230銘柄(74%)に対し、値下がりが364銘柄(22%)、変わらずが51銘柄(3%)だった。

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