ＩＡＥＡ事務局長、ウクライナのエネ相らと会談 原発視察控え

国際原子力機関（ＩＡＥＡ）のグロッシ事務局長（写真）は３日、ロシアが占拠するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所への訪問を前に、ウクライナのエネルギー当局者らと会談した。同日撮影（２０２４年　ロイター/Valentyn Ogirenko）

Anastasiia Malenko

［キーウ　３日　ロイター］ - 国際原子力機関（ＩＡＥＡ）のグロッシ事務局長は３日、ロシアが占拠するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所への訪問を前に、ウクライナのエネルギー当局者らと会談した。

グロッシ氏は、ハルシチェンコ・エネルギー相のほか、ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトムのペトロ・コーチン社長、ウクライナ原子力規制検査局のオレ・コリコフ局長代理と会談した。

Ｘ（旧ツイッター）への投稿で、ウクライナ当局者との写真とともにＩＡＥＡは「（ウクライナの）核施設の安全とセキュリティーに全面的に尽力している」と言明。「ザポロジエ原子力発電所の視察を前に、ウクライナの原子力発電所への支援について（意見を）交換した」と述べた。

グロッシ氏は先月２７日、ウクライナが越境攻撃を続けているロシア西部クルスク州にあるクルスク原発を視察し、状況は深刻で、核事故の恐れがあると警告した。