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ブラジル第2四半期GDP上振れ 今月の利上げ観測一段と強まる

ロイター / 2024年9月4日 8時12分

ブラジルの第2・四半期GDP成長率が予想を上回る伸びとなったため、中央銀行が9月17─18日の次回会合で利上げに動くとの観測がさらに強まっている。写真はブラジリアで2023年5月撮影(2024年 ロイター/Adriano Machado)

[ブラジリア 3日 ロイター] - ブラジルの第2・四半期国内総生産(GDP)成長率が予想を上回る伸びとなったため、中央銀行が9月17─18日の次回会合で利上げに動くとの観測がさらに強まっている。

ブラジル地理統計院(IBGE)が3日発表した第2・四半期GDPは前期比1.4%増と、第1・四半期改定値の1.0%増から加速。ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.9%増だった。サービスと工業の堅調さが全体を押し上げた。

バンク・ファトールのチーフエコノミスト、フランシスコ・ゴンカルベス氏は「データ全体から経済の底堅さと為替レートが持ち直していないことがうかがえる。つまり利上げにつながる2つの重要な条件が満たされている」と述べ、次回会合では25ベーシスポイント(bp)の利上げを予想している。

ゴールドマン・サックスのエコノミスト、アルベルト・ラモス氏は「本日の非常に強い内需を示すデータは今月の会合での利上げ確率を著しく高めている」と指摘した。

既に中銀のカンポス・ネト総裁が金融政策運営は引き続きデータ次第になるなどと発言していたため、25bp利上げの予想は広がっていた。

しかしこのGDPを受け、金利先物は中銀が今月50bp利上げする確率が40%あると見込んでいる。25bpの想定確率は60%だ。

ブラジル政府はこれまで今年全体の成長率見通しを2.5%としてきたが、アダジ財務相はこの日、年間成長率が2.7%ないし2.8%を超える可能性があると予想を引き上げた。

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