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オーストラリアGDP、予想上回るも新型ウイルスで見通し不透明

ロイター / 2020年3月4日 11時36分

オーストラリア連邦統計局が発表した第4・四半期の実質国内総生産(GDP)は前期比0.5%増と、市場予想の0.3%増を上回った。写真は2017年9月、シドニーで撮影(2020年 ロイター/Steven Saphore)

[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が発表した第4・四半期の実質国内総生産(GDP)は前期比0.5%増と、市場予想の0.3%増を上回った。第3・四半期は0.4%増から0.6%増に上方改定された。

第4・四半期のGDPは前年比では2.2%増。政策当局者が「トレンド」と見なす2.75%を依然として大幅に下回っている。市場予想は1.9%増だった。

GDP統計が予想を上回ったことを受け、豪ドルの対米ドル相場 は発表前の0.6577米ドルから0.4%上昇し、0.6611米ドルを付けた。

ただ、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済への影響が当初想定されていたよりも大きくなるとみられる中、豪経済の先行きも厳しくなる見通しだ。

豪準備銀行(RBA、中央銀行)は3日、世界的な協調対応の一環として、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを0.75%から0.5%に25ベーシスポイント(bp)引き下げた。米連邦準備理事会(FRB)も、50bpの緊急利下げを実施した。[nL4N2AW114][nL4N2AW3Z7]

モリソン豪首相も、的を絞った財政刺激策の必要性に言及し、これまでの方針を転換した。

NABのチーフエコノミスト、アラン・オスター氏は「この財政政策の転換は非常にポジティブな展開だ。しかし、新型ウイルスによる影響の大きさや、感染拡大前から経済がアンダーパフォームしていたことを踏まえると、RBAの追加支援も依然必要になるだろう」と語った。

同氏は、4月に25bpの追加利下げを予想し、その後は政府債の買い入れを含む量的緩和の検討が必要になるとみている。

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